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21歳で芥川賞を受賞した宇佐見りんが受賞第一作となる「くるまの娘」を刊行した。家族関係に苦しみながらも家族だからこそ振り切ることができない、複雑な心理を精緻に描く。「『推し、燃ゆ』では、(主人公の苦悩に対して)周囲の大人が悪いという感想を聞いた。そこから一歩離れて、全体を見てみよう…