<p>“ワイナリーに泊まる”至福。話題のオーベルジュが開業!</p><p>新潟のワイナリー〈カーブドッチ〉が開いたオーベルジュ〈ワイナリーステイ トラヴィーニュ〉。泊まりながらワインと地元素材の料理を心ゆくまで堪能する、“ワイナリーステイ” の魅力をたっぷりお届け。 ⇒</p><p>新潟のワイナリー〈カーブドッチ〉が11月1日、待望のオーベルジュ〈ワイナリーステイ トラヴィーニュ〉をオープンした。泊まりながらワインと地元素材の料理を心ゆくまで堪能する、“ワイナリーステイ” の魅力とは?</p><p>新潟食材を活かしたディナーは、ワインのペアリングも魅力の一つ。甘く柔らかな猪肉のローストには、代表銘柄「サブル」の赤を合わせて。 新潟の中心地から1時間ほど車を走らせると辿り着く〈新潟ワインコースト〉。3万5000坪にも及ぶ敷地の中に5つのワイナリーが点在し、その中心的存在が1992年に創設された〈カーブドッチ ワイナリー〉だ。角田山の麓にあり、目の前は見渡す限りのぶどう畑。海岸にもほど近く、山と海の恩恵を受けるこの土地は、日本のワイナリーでは珍しい砂地という特徴を持つ。この〈カーブドッチ〉に11月、レストランに隣接する宿泊棟〈トラヴィーニュ〉が誕生した。単なるオーベルジュ(=宿泊設備を備えたレストラン)の意味合いを超えた「ワイナリーステイ」という過ごし方が、早くもワインマニアやホテルラバーたちを惹きつけている。 ラウンジに入ると窓外のぶどう畑に目を奪われる。まずはウェルカムドリンクのスパークリングをいただきながら、チェックインを。 ボルドーの名門オーベルジュなどをイメージソースに設計された白亜の外観。全10室の客室にはすべて広々としたテラス付き。 広大な敷地内に〈カーブドッチ〉直営のレストランやワインショップ、マルシェ、温泉入浴施設の〈ヴィネスパ〉、〈アヴェダ〉のSPAなどを有する。年間30万人が訪れる人気の観光スポットだ。 静けさの中で心ゆくまで寛いで欲しいとの思いから、部屋数はわずか10室。インテリアデザインの監修を東京・青山の〈フロリレージュ〉を手がけた〈Esquisse.Inc〉の甲斐晋介が、建築設計を星野建築事務所の星野貴行が担当。本格的なオーベルジュの創設は、代表取締役を務める掛川千恵子の長年の夢でもあった。客室は部屋ごとにすべて異なる造りで、家具やアート、調度品は掛川がベルギー、オランダ、フランス、スペインへと自ら赴き買い付けている。もぐら、みつばちなど、客室名を自社ワインの〈どうぶつ〉シリーズから命名しているのも楽しい。 白壁にロートアイアンが映える宿泊棟のエントランス。ここから先に入れるのは宿泊ゲストだけ。</p>