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春の雷(らい)漁(すなど)る海へとどろけり 富士市 後藤秋邑 <評>春の雷は、夏の雷に比べてあえかではかない感じである。何隻かの漁船が漁をつづける海の上、一瞬春の雷がとどろく。 夏蝶(なつちょう)の風を乗り継ぎ湖(うみ)渡る 武蔵野市 相坂康 <評>夏蝶はアゲハチョウ。鮮やかな模様のチ…