もっと詳しく

アメリカ航空宇宙局(NASA)の火星探査を支援するためのプロジェクト「NASA MarsXR Challenge」が始動しました。Epic Gamesのゲームエンジン「Unreal Engine 5」を使用した、XRコンテンツの制作などが行われる予定です。

「NASA MarsXR Challenge」は現在、クラウドファンディング・ソーシングサイト「HeroX」で、開発者を募集中。プロジェクトは、火星表面でのEVA(船外活動)シナリオにフォーカスしており、手順テストや計画立案に使用される、アセットとシナリオを通じて、NASAをサポートすることが目的。没入感が高く、リアルかつ魅力的なコンテンツになることも目標とされています。

プロジェクトでは5つのカテゴリーが用意されており、開発者は好きな分野に応募することが可能です。カテゴリーの詳細は以下の通り。

1:キャンプ設営
2:科学研究
3:メンテナンス
4:探検
5:心を揺さぶるもの

プロジェクトの賞金総額は70,000ドル(約900万円)です。発表によれば、各カテゴリーごとに4つの賞が用意(計20個)されており、カテゴリー全体の優勝者は、6,000ドルを得られるとのこと。ひとつの開発チームが、複数の賞を受賞することも可能です。

NASAは以前から、VR/ARに関連したプロジェクトに携わっています。21年には、ARを活用したグラフィックコミックを公開。また、国際宇宙ステーション上で「HoloLens」とARを活用したプロジェクト「T2 Augmented Reality(T2AR)」を実施していることも明らかになりました。

「Unreal Engine 5」は5月にOculusブランチが公開され、Meta Quest 2向けのコンテンツ開発が可能となりました(一部機能は、現時点では使用不可)。どのようなXRコンテンツが生み出されるのか、続報に注目です。

(参考)HeroX

The post 「Unreal Engine 5」を利用してNASAの火星探査を支援するプロジェクトが始動 appeared first on Mogura VR.