| ブルガリの腕時計の多くは長いあいだデザインが変わらず(これ重要)認知度が高く、かつレディスも同デザインで展開している場合が多い |
同じ理由でカルティエ、シャネル、ルイ・ヴィトンもオススメ
さて、ここ最近「限定コラボウォッチ」花盛りといった状況ですが、今回はブルガリとドゥカティとのコラボ腕時計「ブルガリ アルミニウム ドゥカティ スペシャルエディション ウォッチ」が登場。
ブルガリというとマセラティとの長年のコラボレーションが知られているものの、現在ブルガリの公式サイトを見るとマセラティバージョンの腕時計が掲載されておらず、パートナーシップ契約を解消したのかもしれません。
そこで早速今回の「ブルガリ x ドゥカティ」コラボウォッチを見てみたいと思いますが、ベースモデルはその名称から分かる通り「アルミニウム」、直系は40ミリ、機械式ムーブメントを内蔵するクロノグラフです。
ブルガリ アルミニウム ドゥカティ スペシャルエディション ウォッチはこんな腕時計
なお、ブルガリもイタリア(ローマ)、ドゥカティもイタリア(ボローニャ)ということで両者の相性は良いと考えられますが、ブルガリに腕時計にこのドゥカティのコーポレートカラー「レッド」を用いた仕様はなかなか強烈です。※ディアゴノのマグネシウムケースでは「レッド」があったように思う
ブルガリ アルミニウム ドゥカティ スペシャルエディション ウォッチの限定本数は1000本(シリアルナンバーは入らないようだ)、ムーブメントはB130キャリバー、42時間パワーリザーブ、ラバー製ブレスレット装備、100メートル防水というスペックを持っています。
価格は594,000円に設定されていて、最近のコラボウォッチとしては「まだ求めやすいほう」ということもあってか公式サイト上ではすでに完売済み。
なお、このモデルにかかわらず近年の限定腕時計の売れ行きは「異常」とも言えるレベルを持っており、ブルガリはもちろん、タグ・ホイヤー、ブライトリング、ジラールペルゴ、ゼニスなど、これまで完売とは程遠かったブランドにおいても「限定」と銘打てば一瞬で売り切れてしまう状況となっています。
実際のところ、ブルガリの腕時計でこれまで完売というのは(ケン・オクヤマとのコラボモデルを除くと)あまり記憶になく、しかし今回このブルガリ アルミニウム ドゥカティ スペシャルエディション ウォッチは秒の速さで完売していて、ついにブルガリにも春が到来したか、という印象です。
ブルガリの腕時計は女性受けだとトップクラス
なお、ぼくの経験上ですが、ブルガリの腕時計は女性受けが非常によく(ぼくはそのために腕時計を選んでわけでは断じて無い)、その理由をぼくなりに分析したところ、「1.ブランドイメージが非常に良い」「2.デザインが特徴的なのでブルガリだとすぐに認識されやすい」ということ。
このうち「2」については補足が必要であり、さらにこの理由は細分化できると考えているのですが、この「アルミニウム」そして「ブルガリ・ブルガリ」はじめとしてブルガリの腕時計はデザインがずっと変わらず、よって幅広い世代でブルガリの製品であると認識されやすく、かつデザインに慣れ親しんでいる人も多いわけですね(長期間にわたり露出も多く、どこかで見たことがある、という人も多いはずだ)。
加えて重要なのが、腕時計のデザインの多くが「レディスとメンズで共通」であり、つまり女性が男性用腕時計を見ても「ブルガリの製品である」と容易に認識できることに。※これはエルメス・ルイ・ヴィトン、エルメス、シャネルにも該当する
よって(腕時計で)女性受けを狙うのであれば、女性に人気の高いブランドで、かつ女性用腕時計と男性用腕時計とで共通のデザインを持つ製品を選ぶべきだとも考えていますが(各ブランドにおいてはメンズ専用のデザインもあり、そういった腕時計は女性に”そのブランドの製品であると”認識されにくい)、ブルガリ、シャネル、カルティエ、ルイ・ヴィトンは女性用腕時計に強いブランドであり、レディスで人気のあるモデルのメンズ版を選ぶとまず間違いなさそうです。
ちなみにですが、ショパール、ティファニーも女性に人気が高く、しかし腕時計のデザインがコロコロ変わるので、上にあげた2つの条件のうち1つ目を満たしておらず、このあたりは(女性受けを狙うならば)イマイチだとも考えています(やはり同じデザインを守り続けることには意味があると考えていい)。
ブルガリの腕時計がオススメな理由とは
ただ、ぼくがとくにブルガリの腕時計をプッシュしたいのには理由があり、それは「中古が安いから」。
ローマやアルミニウム、ディアゴノ、ブルガリ・ブルガリなどは「ブルガリとしてのアピール」がしっかりしており、認知度が高い割に「異常に」中古が安く、よってこれがぼくがブルガリの腕時計を推す理由(ずっと同じモデルを作り続けているので中古市場にタマ数が豊富)。
「デザインが変わらず、メンズとレディスとでデザインが同じ」腕時計だとカルティエ、シャネルといった選択もあるものの、これらの中古価格はけっこう高く、よって「安価にイバリを効かせたい」ならばブルガリ一択だろうと考えています(ただ、シャネル、カルティエは売却時もいい値がつくので、悪い選択ではない。ルイ・ヴィトンも中古価格はかなり安い)。
よって「女性が知らない」ブランドの腕時計はいかに有名で高価であっても女性受けは良くないと考えていて、A.ランゲ&ゾーネ、パルミジャーニ・フルリエあたりはそういった腕時計ブランドなのかもしれません。
ただしブルガリの腕時計はちょっとした特殊性があり、それは「人(というか服)を選ぶ」ということ。
ジャンルとしては「ラグジュアリースポーツ」になるかと考えていて、つまり「カジュアル」ではないということですが、冬場だとニットやレザー(フランネルのパンツに革靴やレザースニーカーを合わせたい)、夏場では襟のある服(シャツやポロシャツ。ショートパンツは丈短め、タイトめで)が望ましいと考えています。
そしてその場合でもアメリカンブランドではなく、一見して良質な生地や仕立てが理解できるイタリアメイドの服でないと似合わないんじゃないかと考えていますが(シャツだとナポリ製とか)、こういった要件を満たすことができれば、ブルガリの腕時計はかなりな威力を発揮するだろう、というのがぼくの見解です。
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