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ブラバスがポルシェ911ターボSを820馬力にまでチューンした「ブラバス820」を公開!コンセプトは「1秒でWOWと言いたくなる」「ブラック&ボールド」

| ブラバス820の価格は非公開だが、新車価格の2倍と言われてもボクは驚かない |

最近のブラバスはものすごい勢いで生息域とラインアップを拡大中

ポルシェのチューナーといえば「テックアート」を連想しますが、今回はメルセデス・ベンツのカスタムで知られるブラバスがポルシェ911向けのチューニングプログラムを発表。

今回発表されたのは「ブラバス820」と称する、ポルシェ911ターボSカブリオレをベースとするコンプリートカーですが、「(通常ラインアップで)もっとも高価な」モデルをベースに選ぶあたりが「さすがブラバス」といったところですね。

なお、ブラバス820は「の高速走行愛好家のために設計された」とあり、つまりはサーキット走行を主眼に置いたクルマではなく、グランドツアラーだと考えて良さそうです。

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ブラバスのコンセプトは「1-Second-Wow」

ブラバスによると、同社そのもののコンセプトは「1-Second-Wow」だといい、察するに「見て1秒であっと驚く」ということなのかもしれません。

そのコンセプトを再現するために「ブラック&ボールド」なるデザイン言語が採用されており、テックアートとはまた異なる「ブラバスらしい」デザインが用いられています。

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エクステリアは高級感を重視しており、さらにはエアロダイナミクスを追求することで最高のドライビングエクスペリエンスを提供する、と紹介されています。

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フロントだと純正バンパーを活用して左右エアインテーク、リップを強調するデザインが採用され、その素材はカーボンファイバー製。

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かなりシャープな形状を持ち、これが911のなめらかで丸いボディ形状とコントラストを成しているようですね。

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ホイールはブラバス製のセンターロック。

サイズはフロント21インチ、リア22インチ、モデル名は「ブラバス・モノブロックZ プラチナムエディション」。

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リアフェンダー前にはフロントバンパー左右端に取り付けられているウイングレットが反復する形で取り付けられています。

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リアウイングもカーボン製、そしてかなり広い面積を持っています。

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ウイング翼端もフロント / サイドアンダーと同じ形状。

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リアフェイシアには「BRABUS」文字が入ります。

なお、ボンネット上のエンブレム、ステアリングホイール上のポルシェクレストなど、ポルシェだと認識することができるものはすべてブラバスオリジナルのものへと交換されているようですね(ポルシェからのクレームを恐れているのかも)。

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リアディフューザーもカーボン製、そしてテールパイプはオーバルのスリーブの中に丸パイプが二本、そして内側にはジェット戦闘機のアフターバーナーのような構造を持つ押出材が使用され、エキゾーストシステム自体はインコネル製で、バルブ開閉機構を備え、より大きな音量を発生する「スポーツ」のほか、ノーマルよりもおとなしくなる「カミングホーム」機能も搭載しています。

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なお、この「820」という名はこれまでのブラバスの通例に従って出力を意味し、ターボチャージャーをより大容量のものへと入れ替えエンジンマネージメントを変更することで820馬力を達成。

これによって0−100km/h加速は2.5秒へと短縮され、逆に最高速度は時速340キロへと伸長しています(ノーマルのポルシェ911ターボカブリオレの運動性能はそれぞれ640馬力、2.7秒、30km/h)。

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そしてこのパワーを開放した際にも安定性を確保できるよう、独自開発のフルアジャスタブルサスペンションを装備し、車高は最大で25ミリ落とすことができるようですね。

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ポルシェ911ターボS「ブラバス820」のインテリアもスゴかった

そしてインテリアはエクステリア以上に「WOW」な要素が詰まっており、ドアを開けた瞬間に「WOW!」となるのは間違いなさそう。

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この内装は完全なる手作業によって再現されており、ブラバスのエンブレムパターンのキルティング、レッドのパイピング、レッドにペイントされたパーツ、シートやトリム、フロアマットに施されたミリ単位のパーフォレーションなど細部に至るまでこだわり抜かれています。

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ドアインナーパネルにはダイヤモンドステッチ、そしてレッドの刺繍。

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ドアノブ含むトリムはレッドにペイントされています。

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シート、マット、カーペットもフルレザーそしてブラバスっぽいステッチ入り。

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拡大してみると、パーフォレイト(穴あき)加工の下にはレッドが覗きます。

最近はこういった仕上げが増えてきましたね(GR86でも採用されている)。

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ダッシュボードにはレッドにペイントされたトリム、そして「BRABUS」のロゴ。

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シートにはコントラストステッチ、パイピングなど様々な手法が用いられます。

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リアシートも完全にブラバス仕様に(リアシートはノーマルのままにしておいて、チューニング費用を抑えたりできないだろうかと考えてしまう)。

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なお、このブラバス820ほどのパフォーマンスが不要という人のため、ブラバスは720馬力版の「ブラバス パワーエクストラ PS38S-720」も用意しており、こちらはターボチャージャーを変更しないのでコストがぐっと安くあがりそう。

そのほか、タイヤやホイールについてもいくつかの選択肢を用意しているようですね。

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参照:Brabus

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