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<p>両候補が激しい応酬、仏大統領選討論会-視聴者はマクロン氏に軍配</p><p>両候補が激しい応酬、仏大統領選討論会-視聴者はマクロン氏に軍配</p><p>フランス大統領選挙の決選投票を24日に控え、現職マクロン大統領と対立候補である極右政党・国民連合(RN)のマリーヌ・ルペン氏の討論会が20日夜に行われ、さまざまな社会・経済政策を巡って激しい議論が交わされた。討論会はテレビ中継された。</p><p>マクロン大統領はルペン氏の掲げるヒジャブ(イスラム教徒のスカーフ)着用禁止措置に触れ、フランスで「内戦」が始まる恐れがあると警告。一方、ルペン氏はインベストメントバンカー出身のマクロン大統領をエリート主義者と呼んだほか、大統領の経済政策は期待外れだと語り、自身を「国民の代弁者」だとした。 マクロン大統領とルペン氏の討論会(20日) Photographer: Ludovic Marin/ AFP/ Getty Images マクロン大統領は、ルペン氏はイスラム教と安全保障、テロリズムを結び付けており、公共の場でのヒジャブ着用を禁じる同氏の計画は暴力を伴う社会不安を引き起こしかねないと指摘。「フランスの精神に反する」とも述べた。さらにルペン氏の欧州連合(EU)改革に関する説明に何度も口を挟み、嘘をついたと非難した。 一方、ルペン氏は前回大統領選の討論会での失敗を踏まえ、比較的抑え気味のトーンをおおむね維持。フランスは何らかの富を持つ人々にとって危険な場所になったとして、新型コロナウイルス禍の下での政府債務急増やマクロン大統領の退職年齢引き上げ計画を批判した。ルペン氏は反移民や刑罰の強化などを掲げている。 世論調査会社ElabeがBFMテレビの委託で成人650人を対象に実施した 世論調査 によると、視聴者の59%がより説得力があったのはマクロン大統領だと回答。ルペン氏の勝ちだとしたのは約39%だった。 原題:</p>