もっと詳しく
ジェームズ・ボンドを演じたショーン・コネリーが所有していたアストンマーティンDB5が競売に登場!落札者の指定した日時にジャッキー・スチュワート卿が運転してくれるおまけ付き

| 程度は良好、珍しい内装を持つ個体でもあり、今後の値上がりを期待できそう |

なによりも「ショーン・コネリーが唯一所有したDB5」という付加価値はなにものにも代えがたい

さて、007映画にて第一作目から(第六作目を除き)七作目までジェームズ・ボンド役を務めたショーン・コネリーが所有していたアストンマーティンDB5がオークションへと登場予定。

このアストンマーティンDB5はもともと1964年7月7日に別の人(A.ホワイトさんと紹介されている)へと納車された後にショーン・コネリーの手に渡った個体だといい、購入時にはアストンマーティンのスペシャリストであるRSウィリアムズによって整備がなされ、もともとのボディカラーでもあるスノーシャドーグレーへと再ペイントがなされていると紹介されています。

その後も定期的にメンテナンスが施され、直近でも整備が行われ、出品に際しても重点的な整備が行われているために「程度良好」だと紹介されています。

https://www.flickr.com/photos/110074903@N02/52088629035/in/dateposted-public/

ショーン・コネリーが所有したアストンマーティンDB5はこの1台のみ

オークションの紹介文によると、このアストンマーティンDB5は「ショーン・コネリーが所有した唯一のDB5」とのことで、息子のジェイソン氏によれば「父はこのアストンマーティンDB5についてよく話をしていました。それは父がこのクルマを愛していたという証拠でもあり、今思えば、父の人生の一部であったことを表しているのかもしれません」。

https://www.flickr.com/photos/110074903@N02/52088157488/in/dateposted-public/

このアストンマーティンDB5のシャシーナンバーはDB5/1681/Rで、製造を行ったのはプレートにあるとおり、ミラノのカロッツェリア・トゥーリング。

製法はもちろんスーペルレッジェーラで、ボディパネルは軽量なアルミニウム製。

https://www.flickr.com/photos/110074903@N02/52088628935/in/dateposted-public/

搭載されるエンジンは4リッター直6、出力は最大で286馬力を誇り、0−100km/h加速は7.1秒、最高速度は229km/h(今見ても悪くないスペック)。

https://www.flickr.com/photos/110074903@N02/52088130761/in/dateposted-public/

インテリアはレッドのコノリーレザー、ステアリングホイールはウッド。

https://www.flickr.com/photos/110074903@N02/52088130666/in/dateposted-public/

この時代のアストンマーティンにレッドのレザーというのはかなり珍しいかもしれませんね(だいたいはブラック)。

https://www.flickr.com/photos/110074903@N02/52087100292/in/dateposted-public/

後部座席ともども、なかなか良好な状態に保たれているもよう。

https://www.flickr.com/photos/110074903@N02/52088628895/in/dateposted-public/

トランスミッションは5速マニュアルを搭載しています。

https://www.flickr.com/photos/110074903@N02/52088157403/in/dateposted-public/

ホイールはクラシカルなワイヤースポークにスピナーつき。

https://www.flickr.com/photos/110074903@N02/52087100367/in/dateposted-public/

こちらは付属の工具ですが、ハンマーは「スピナーを叩く」ために使用するのだと思われます。

https://www.flickr.com/photos/110074903@N02/52088157428/in/dateposted-public/

このアストンマーティンDB5の落札者には特典付き

なお、このアストンマーティンDB5を落札すれば特典がついてくるといい、それは「落札者が指定する日時に、ショーン・コネリーの長年の友人であり、同じスコットランド出身で、F1世グランプリにてその名を轟かせたレーシングドライバーのジャッキー・スチュワート卿がドライブしてくれる」ということ。

2人は同郷ということもあって40年来の交流があり、ともにチャリティ活動を熱心に行っていたそうですが、コネリー家は現在でもジャッキー・スチュワート卿が主宰する「Race Against Dementia Foundation」を支援し続けているのだそう。

https://www.flickr.com/photos/110074903@N02/52088376244/in/dateposted-public/

ジャッキー・スチュワート卿が運転するクルマに乗るというだけでも心に残る思い出となりますが、ジャッキー・スチュワート卿からショーン・コネリーやF1にまつわる話を聞いてみるのもまた素晴らしい体験となるのかもしれません。

https://www.flickr.com/photos/110074903@N02/52088376319/in/dateposted-public/

このアストンマーティンDB5はコネリー財団から出品されることになりますが、予想落札価格は最高で180万ドル(約2億3000万円)と見られており、落札代金の一部はチャリティに供される、とアナウンスされています。

「007を演じたショーン・コネリーが所有していた、ただ一台のDB5」そして「ジャッキー・スチュワート卿が運転してくれる」ということを考慮すると、180万ドルでも「十分に安い」と言えるかもしれませんね。

https://www.flickr.com/photos/110074903@N02/52088376409/in/dateposted-public/

合わせて読みたい、アストンマーティンDB5関連投稿

12年かけて集められ、新車同様にレストアされたアストンマーティンDB5トリオが新しいオーナーを募集中
3台まとめて6億円!12年かけて集められ、新車同様にレストアされたアストンマーティンDB5トリオが新しいオーナーを募集中

| 購入できるお金がある人にとって、このDB5トリオはけして高い買い物ではないはずだ | アストンマーティンDB5の価値はどう考えても下がることはなさそうだ さて、「3台セットで6億円」というとんでも …

続きを見る



アストンマーティンが1965年に発売された「DB5(ボンドカー)」のミニカーを1/1にて再現!パッケージまでもがそっくり当時のままに
アストンマーティンが1965年に発売された「DB5(ボンドカー)」のミニカーを1/1にて再現!パッケージまでもがそっくり当時のままに

| 「箱」の中身は時価3億円以上、盗難だけは絶対に避けたい | さらに最新作「ノー・タイム・トゥ・ダイ」に出演するボンドカーも勢揃い さて、ジェームズ・ボンドシリーズ最新作「007 ノー・タイム・トゥ …

続きを見る



アストンマーティンDB5
1997年に盗難された、映画「007 ゴールドフィンガー」に登場したアストンマーティンDB5がついに発見?盗難当時は約3000万円の価値なるも現在は推定26億円

| まだまだ世の中には「行方不明」の希少車がたくさんあるようだ | 一方、偶然に発見される歴史的なクルマも少なくない 史上最も有名な車のひとつであると同時に、史上最も認知度の高いボンドカーであり、ずっ …

続きを見る

参照:Broad Arrow Auctions

Copyright © 2022 Life in the FAST LANE. All Rights Reserved.