Lamborghini Urus Tecnica
ウルスにも上位モデル「テクニカ」を設定
今回撮影されたウルスの追加モデルは、先日デビューした「ウラカン テクニカ」によく似たエクステリアが与えられている。ウラカン EVOに対するウラカン テウニカと同様に、ウルス EVOの上位に位置する「ウルス テクニカ」としてデビューする可能性が高い。
デビューが迫っているとはいえ、テスト車両はカモフラージュが一切施されていない。シンプルなマットブラックのカラーリングからは、ウルス テクニカに採用される新たなデザインディテールがほぼ正確に見て取れる。フロントバンパー形状はウラカン テクニカ同様に「Y字」モチーフを導入し、フィン形状の大型フロントインテークが採用された。
この新形状バンパーは2021年1月に目撃されていた開発プロトタイプ車両にも装着されており、その時は厳重なカモフラージュで覆われ、フォルムが明らかになることはなかった。今回、このように無防備な状態でテストを続けていることからも、デビューが間近に迫っていることは間違いなさそうだ。
リヤセクションでは、リヤフェンダーに新形状のエアアウトレットが設けられ(空力的効果があるのかは現時点で不明)、ディフューザーも大型化された。ディフューザー上部には、フェイクベントも設けられている。エキゾーストに関しては、現行モデルと同様に左右2本出しのクワッド・エキゾーストパイプが配置されている。
4.0リッターV8は最高出力700psオーバーに
搭載される4.0リッターV型8気筒ツインターボは、ベースモデルのウルス EVO自体も現行モデルからパワーアップを果たす見込み。現行モデルは650psを発揮するが、ウルス テクニカでは700psを超えるビッグパワーが与えられる可能性が高い。
さらに導入が計画されているプラグインハイブリッド仕様は、最高出力820psを発揮すると噂されている。パワーこそPHEVに劣るものの、ウルス テクニカは軽量化と専用シャシーセットアップを採用、より高いパフォーマンスを発揮する。ボディ各部にはカーボンファイバー製パーツが贅沢に使用され、サーキット走行すらこなすサスペンションとブレーキが奢られることで、史上最速のウルスとしてデビューすることになるだろう。
今年デビューを予定しているフェラーリ プロサングエは、スーパーSUVの頂点をターゲットとしており、ランボルギーニとしてもその座をやすやすと受け渡すつもりはないはずだ。デビュー時期は、フェイスリフト仕様のウルス EVOが2022年8月に開催されるペブルビーチ・コンクール・デレガンスを予定。ウルス テクニカも年内に投入されると見られている。
一方、ウルスPHEVはランボルギーニの電動カタログモデル第一弾として、2023年にワールドプレミアされる見込みだ。