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複数の柱と梁(はり)などの横架材からなる櫓(やぐら)に支えられた見張り台。そこには半鐘とよばれる小ぶりな釣り鐘がついている。私はこれまで12年かけて、全国各地で約1300基の火の見櫓を観察してきた。告知なく解体され、消えゆく火の見櫓の姿を今も追い続けている。建築の設計の仕事をしてきた私…