| 日産はフェアレディZのアフターマーケット市場を盛り上げたい意向を持っているのだと思われる |
今後、フェアレディZは日産のモータースポーツイメージを牽引するスポーツカーとして、様々なプロモーションが行われることになりそうだ
さて、岡山国際サーキットにて、新型フェアレディZのNISMOバージョンと思われるプロトタイプが目撃。
動画の説明を見るとボンネットとフェンダーは黄色い(ケブラー)素材の入ったカーボン製とのことで、そのほか動画からはステー付きの(比較的高い)ウイング、おそらくは1本出しに変更されているように見えるマフラーが確認可能。
タイヤとホイールはかなり外に押し出されているように見え(サイドステップも変更されているように見える)、「相当に本気な」ハードコアバージョンであることもわかりますね。
参考までに、GRスープラやGR86の発表時には、事前にいくつかのパーツメーカーに車両を提供して「カスタムパーツを組み込んだ」車両の開発や先行公開といった例もありましたが、日産だとあまりそういった行動は過去に見られず、また慣れてもいないと思われるので、この車両についてはやはり日産本体が直々にテストを行っている試作車なのかもしれません。
日産は新型フェアレディZにNISMOバージョンを投入する可能性が非常に高い
なお、日産は従来型フェアレディZ(Z34)、その前のフェアレディZ(Z33)にもNISMOバージョンを投入しており、とくに従来型フェアレディZについては(フェアレディZ全体の)モデルチェンジの時からNISMOバージョンがラインアップされていたので、日産としてはかなり力を入れているモデルだとも考えられます。
加えてSUPER GT向けの競技用車両として「NISSAN Z GT500」を投入しているため、新型フェアレディZは(直近のフェアレディZに比較して)モータースポーツそしてNISMOとの相性もよく、R35 GT-Rが販売終了となってしまうことを考えると、日産とモータースポーツとの関連性を強調する「唯一の」クルマとなってしまうわけですね。
さらに日産はフェアレディZのアフターマーケットを盛り上げようと考えているフシがあり、東京オートサロンでは「カスタマイズプロト」を発表するなど自ら新型フェアレディZのカスタムを推奨する傾向も見られます。
なお、R35 GT-Rについては「改造NG」の姿勢を貫いていたので、新型フェアレディZはこれとは対象的ですが、アフターマーケットが拡大すれば日産自身にも様々なチャンスが生まれること、そしてカスタムやチューンが盛り上がれば、トヨタ86やマツダ・ロードスターのように「長きにわたり消費者に愛される可能性が高くなる」ということを考慮したのかもしれません。
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参考までに、今月開催されたニューヨーク・オートショーにおいて、日産の製品企画と戦略を担当するポール・ホーソン氏によると「我々は、Zに対し、より高いパフォーマンスを期待する顧客がいることを知っています。そして我々はそういった要望に答える準備ができており、対処する事が可能です」とのこと。
これはつまり、ハイパソーマンスバージョンや、カスタム/チューンのためのパーツの提供を意味するとも考えられ、今後のフェアレディZにかかわる日産の動きには期待したいところでもありますね。
新型フェアレディZ「NISMO 400Z」と思われるプロトタイプが走行する動画はこちら
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参照:R GELAN
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