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ディスプレイ開発企業の株式会社ジャパンディスプレイ(JDI)と、台湾のLCDメーカーInnoluxは、展示会「Display Week 2022」にてVRデバイス向けLCDパネル(液晶パネル)を発表しました。片目あたり3K以上の解像度を有しています。

さらなる高スペックVRヘッドセットの開発につながるか

二社から発表されたLCDパネルのスペックは、サイズ約2.27インチ、リフレッシュレート90Hz、解像度3240×3240(2016ppi)。同じレベルの解像度を持つLCDパネルとして、2019年にAUOより解像度3456×3456のLCDパネルが発表されていますが、こちらのサイズは2.9インチ。今回発表されたJDIとInnoluxによるLCDパネルは、AUOのものと比較して小型化されています。

参考までに、VRヘッドセット「HP Reverb」にて採用されているパネルは、片目あたり解像度2160×2160で対角2.9インチ。また、「VIVE Pro 2」は2.88インチで解像度は片目あたり2448×2448です。JDIとInnoluxによるLCDパネルはこれらを上回る解像度ながら、さらなる小型化を実現しており、片目3Kの高解像度とコンパクトさを兼ね備えた新しいVRヘッドセットの開発につながることが期待されます。

なおこのLCDパネルが発表された「Display Week 2022」では、中国の家電メーカーTCLが、2.1インチと1.77インチの2K超えLCDパネルを発表しています。

(参考)UploadVR
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