<p>実質130万円で電気自動車が買える!? 「日産サクラ/三菱eKクロスEV」の衝撃と波紋 – webCG</p><p>実質130万円で電気自動車が買える!? 「日産サクラ/三菱eKクロスEV」の衝撃と波紋</p><p>いよいよ登場した新型軽EV「日産サクラ/三菱eKクロスEV」。EV購入にまつわる経済的ハードルを大きく引き下げた2台の登場は、マーケットに何をもたらすのか? “軽の2大巨頭”ダイハツとスズキは、この流れに追従するのか?</p><p>ダイハツの奥平社長はかつての会見で、軽EVは「100万円台でないとお求めになっていただけないと思う」とも発言している。このことから考えると、軽EVの本格普及にはサクラ/eKクロスEVが実現したレベルを超える、さらなる低価格化が必要と考えているようだ。 日産も「サクラは日産軽のフラッグシップ」として、いきなりデイズや「ルークス」より大量に売れるとは想定していない。とはいえ、日産は「リーフ」の、そして三菱は軽EVの先達である「i-MIEV」のユーザーを抱えており、その代替需要として一定数が見込めるのは大きいといえるだろう。 加えて、ちまたではガソリンスタンドが減少し、燃料価格も高騰している。そのあおりでサクラ/eKクロスEVが予想以上に売れたりすると、ダイハツとスズキも、今のようなスピード感では許されなくなるだろう。協業だろうがなんだろうが、「軽EVを1日も早く出せ!」ということになりかねない。その場合はダイハツとスズキという軽の2巨頭が一気に手を組む展開もありえるのではないか? ただ、この2社を合わせると軽市場でのシェアは軽く6割を超える。手の組み方しだいでは独占禁止法にも抵触しかねないらしく、そこはむずかしいところだ。 (文=佐野弘宗/写真=日産自動車、三菱自動車、ダイハツ工業、スズキ、向後一宏、webCG/編集=堀田剛資) ダイハツの奥平社長は、「軽乗用EVの普及は今以上に低価格化が進んでから」と考えているようだが、「日産サクラ/三菱eKクロスEV」の売れ方しだいでは、そうも言っていられなくなるかもしれない。</p>