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<p>外国銀行のロシア向け債権15兆円、市場混乱リスク増大…IMFが警鐘 : 国際 : ニュース</p><p>外国銀行のロシア向け債権15兆円、市場混乱リスク増大…IMFが警鐘 #国際</p><p>【ワシントン=山内竜介】国際通貨基金(IMF)は19日、国際金融の安定性を分析した報告書を公表した。外国銀行が保有するロシア向け債権は1200億ドル(約15兆円)に上り、金融市場の混乱につながるリスクが増大していると警</p><p>鐘を鳴らした。 報告書によると、2021年7~9月期時点の外国銀行によるロシアに対する直接的なエクスポージャー(投資や資産の残高)はフランスが最も多く、イタリア、オーストリア、米国、日本が続いた。ウクライナ向けは110億ドルあった。 ロシアのウクライナ侵攻後、融資が焦げ付くなどして多額の損失が発生する恐れがあるとの懸念から、欧州の一部金融機関の株価は大きく値下がりする場面があった。一方で、報告書は、これらの金融機関のクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)と呼ばれる「保険」の保証料率の上昇が緩やかであることから、「投資家は(侵攻の)影響は管理可能だと予想しているとみられる」とも指摘した。</p>