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<p>古谷徹は降谷零と「共に生きている」 「名探偵コナン ゼロの日常」インタビュー第2弾</p><p>【アニメニュース】古谷徹は降谷零と「共に生きている」 「名探偵コナン ゼロの日常」インタビュー第2弾 #アニメ #anime #古谷徹 #名探偵コナン #安室透 #ゼロの日常 #ハロウィンの花嫁</p><p>「名探偵コナン」の人気キャラクター、安室透にスポットを当てたスピンオフ作品「名探偵コナン ゼロの日常(ティータイム)」。主演・古谷徹のインタビュー第2弾は、安室との“出会い”から現在までの変遷、演技面の変化を中心に掘り下げる。一心同体…</p><p>情報を知識として取り入れるだけではなく、実際にそのシーンを演じてセリフをしゃべると、自分の中に体験として残るので自然と変わっていきました。人はいろんなことを体験するなかで変わっていきますよね。それとまったく同じ感覚です。演じているという意識ではなくて、降谷零と共に生きているという認識です。 ――そんな降谷零、安室透は、古谷さんの声優キャリアのなかでどのような存在になっていますか。 現在進行形のヒーローです。憧れの男であり、かつ一心同体のキャラクターですね。これからも、ずっと一緒に生きていきたいと思います。 トリプルフェイスの演じ分け (C)新井隆広・青山剛昌/小学館・「名探偵コナン ゼロの日常」製作委員会 イメージを拡大 ――先ほどお話しいただいた通り、公安・探偵・黒ずくめの組織という3つの顔を持つ安室ですが、どのように演じ分けをされているのでしょうか。 基本的な図式は絶対に忘れてはいけないと思っています。公安の降谷零が、黒ずくめの組織でバーボンと名乗って潜入捜査をしている。そのバーボンが安室透と名乗って、喫茶ポアロでアルバイトをしながら毛利小五郎のそばで情報収集をしているという設定ですね。 設定ごとの立ち位置や触れ合う人々によって演じ方が変わります。演じ分けとしては、降谷零はシャープに演じたい、声のトーンから“できる大人の男”を感じてほしいので、低いトーンを使っています。そして黒ずくめの組織に潜入している時は、ミステリアスな雰囲気を伝えたいので、声のトーンは幅広く、あえて抑揚をつけるようにしています。安室透に関しては、身近に感じてほしい、隣のお兄ちゃんみたいなさわやかなイメージなので、声のトーンは高めにしています。 (C)新井隆広・青山剛昌/小学館・「名探偵コナン ゼロの日常」製作委員会 イメージを拡大 ただ「ゼロティー(今作の略称)」のなかで、本人が「3つどころか100の顔だって演じ分けてみせる」と言っています。そんなこと言われちゃったので、上手にやらなきゃいけなくなりそうです(笑) ――古谷さん自身はどの“顔”が好きですか? ファンとして見ても、降谷零が一番かっこいいです。もともと警察ものが好きで、特に公安ものが好きだから、降谷零に憧れます。 初めて見た寂しがり屋な一面 (C)新井隆広・青山剛昌/小学館・「名探偵コナン ゼロの日常」製作委員会 イメージを拡大 「寂しがり屋なのかな」と感じたことです。警察学校組のことを思い出す場面から、そういった面が明らかになり、やっぱり孤独を感じていたんだと知りました。冷静さを欠いた顔、復讐にとらわれた顔、我を忘れて没頭している顔、すべてを許している顔などいろいろな面が描かれていて、それが魅力の作品です。でもやっぱり、寂しがり屋というのが一番の発見。もっと精神的にも強いかと思っていたけれど共感もできる発見でした。 ――特に強く孤独を感じたシーン、セリフはどこでしょうか? (C)新井隆広・青山剛昌/小学館・「名探偵コナン ゼロの日常」製作委員会 イメージを拡大 僕も犬派なのでうれしいです(笑)。僕も柴犬を飼っていたんです。ハロはすごくかわいく描かれていますよね。潘めぐみちゃんが気持ちを込めて演じているので、「ワン」ひとつで気持ちが伝わる。だから僕も演じやすかったです。 ――ちなみに好きなキャラクターはいますか? やっぱりハロですね。本当にかわいい。ハロと出会って一緒に住むことになって、降谷はひとりじゃなくなりました。「ガンダム」にアムロ・レイの「守るべきものがなくて戦ってはいけないのか」というようなセリフがありますが、ハロがいることで、安室にとって身近な守るべき存在が増えたように思います。大きな意味では、「この国と、この国の人々を守りたい」という思いが強くありますが、それとはまた別の身近な存在、愛せる存在ができた。それを守りたいと思うことで、また強くなったんじゃないかと感じています。 完璧すぎる男・安室透に完敗宣言? (C)新井隆広・青山剛昌/小学館・「名探偵コナン ゼロの日常」製作委員会 イメージを拡大 スキルが多く、しかも高い。何でもできてしまうのはすごいと思います。それから、老若男女すべてに対して気配りができるところが人間的に素晴らしい。見習うべきところがたくさんあります。 ――そのなかでも、一番うらやましいスキルはなんですか? (C)新井隆広・青山剛昌/小学館・「名探偵コナン ゼロの日常」製作委員会 イメージを拡大 無理ですね(笑)。僕はレンジをチンする程度です。包丁も苦手だしなあ……リンゴの皮をむくと身がすごく減っちゃうタイプです(笑)。料理を教わりたいですね。 ――安室のことをさらに好きになったシーンはありますか? 先ほどもお話ししましたが、やっぱり気配りですね。スポーツ、料理、楽器、言語などは、時間をかけて努力すればなんとかなりそうじゃないですか。だけど人への気配りは、生まれ持っている優しさというか、努力だけで得られるものではないような気がします。僕は、未だに女心はわからないですもん(笑) ――古谷さんが、そんな風に感じていたことに驚きました(笑)</p>