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5月17日(火)ソーシャルVR「VRChat」の公式サイトで、ソフトウェア開発キット(SDK)のアップデート(オープンベータ版)が告知されました。新パッケージフォーマット「 VRChat Package Manager(VPM)」の導入など、複数の新機能が導入されます。

現在「VRChat」では「.unitypackage」を各種導入に使用していますが、SDK自体の更新やアドオンのインストールに一定のステップが必要です。「VPM」はこの問題を解消するために開発されました。

「VPM」は「.unitypackage」との互換性を有しています。SDKバージョンを検出し、アップデートの遅れを表示する機能や、専用のアドオンパッケージも用意されています。「VRChat」の各種パッケージは「Assets」ではなく、プロジェクトの「Packages」フォルダに保存されます。

また、新アプリ「VRChat Creator Companion(VCC)」の実装も告知されました。これは各種制作時の「新しいエントリーポイント」になるとのこと。ベータテストの時点で導入される機能は以下の通りです。

・「Unity Hub」と最新のVRChat互換バージョンのUnity、およびgitといくつかのgitツールをチェックしインストールするためのロジック。

・VPMのインターフェイス。

・「.unitypackage」を使って作られた「Legacy」SDK3.0プロジェクトを、自動的に最新の「VPM」SDK3プロジェクトに移行するツール。

・公式ドキュメントにリンクしている簡易ウェブブラウザ。

・スタンドアローンツール「VRC Quick Launcher」。

・「VCC」の新アップデートを確認し、ダウンロードし、新しいバージョンが利用可能になったときにインストールするプロセス。

「VCC」は現在、「VRChat」公式サイトのダウンロード欄で配信が行われています(入手にはアカウントが必要)。導入を1度行うと、定期的にアップデートが配信される仕組みで、(更新時に)再度ダウンロードする必要はないそうです。

将来的には、「VRChatアカウントへのサインイン」「ワンクリックでの対応プラットフォーム(WindowsとAndroid)向けコンテンツ公開」といった機能の実装も計画されています。

「ClientSim」など、今回発表されたその他の新機能の詳細はこちら
https://hello.vrchat.com/blog/creator-toolbox-update

(参考)VRChatTwitter

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