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4月23日(土)のドラえもんでは、『映画ドラえもん のび太とふしぎ風使い』(2003年)の原案にもなった名作エピソード「台風のフー子」を放送。

人気実力派声優・東山奈央が、台風の子ども・フー子役でゲスト出演する。

「台風のフー子」は、台風の子ども・フー子(声・東山奈央)と、のび太(声・大原めぐみ)の友情を描いた物語。

しずか(声・かかずゆみ)になついている文鳥を見て、自分も卵から生き物を育てて心からかわいがってみたいと思ったのび太。ドラえもん(声・水田わさび)に頼んで四次元ポケットから出してもらった卵をあたためたところ、なんと“台風の子ども”が生まれる。

自分に甘えてくる台風の子を愛しく思ったのび太は、「危ないから捨てよう」というドラえもんの言葉も聞かず、“フー子”と名づけてかわいがり…。ところが、成長してパワーが強くなったフー子とずっと一緒にいるわけにもいかなくなっていく。

ラストには涙、涙の展開が待ち受ける、原作ファンにも人気の高いエピソードだ。

◆東山奈央の演技に水田わさびも感動!

東山奈央は2010年にデビューして以来、『神のみぞ知るセカイ』、『きんいろモザイク』、『ニセコイ』、『マクロスΔ』、『ゆるキャン△』など数々の作品で主役級の声を務める人気声優。

4月23日(土)にスタートする深夜アニメ枠「NUMAnimation(ヌマニメーション)」の4月クール作品『カッコウの許嫁』では、主人公が思いを寄せるクラスメート・瀬川ひろ役を担当。さらに、声優だけでなくアーティストとしても精力的に活動を続けている。

東山の『ドラえもん』出演は、『映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険』(2017年)に続いて2度目。

子どもの頃から大好きだったドラえもんのことを「古い友人」のように大切に思っているという東山は、「また『ドラえもん』の世界に入ることができるなんて…」と今回のオファーに感激。

『台風のフー子』の台本を手にしたときは、「約10分の物語とは思えないほどの大きな感動がありました」と胸を打たれたことも明かす。

人間の言葉を話せないフー子は、「フーフー」「フンフン」という鳴き声のようなセリフだけですべての感情を表さなくてはならないキャラクター。

東山は「『フー、フー』という言葉だけで、ときには全力で喧嘩して、ときには全力で愛を伝えて、のび太たちと心を通わせていくフー子をいとおしく感じました。収録のときは無心でフー子を感じて演じさせていただきました」と、ひたすらフー子の心に寄り添いながら没頭して演じたことを告白。

そんな東山の熱演はドラえもん役・水田わさびの心にも深く響いたようで、「わさびさんが『奈央ちゃんのフー子、とてもよかったよ!』と声をかけてくださって、わああっと光栄な気持ちでいっぱいになりました」と、うれしかった瞬間を振り返る。

東山はまた、今回演じたフー子というキャラクターについて「多くの皆さまに愛していただけたらうれしく思います」と思いを語り、「今回のお話が、切なくもあたたかい気持ちになれるような、皆さんにとっても思い出深いものになることを願っています」とメッセージを寄せた。