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 【シンガポール=豊田悦史】包装容器の総合メーカーである東洋製罐グループは、2019年になって初めてシンガポールに支店を開設した。通称「フューチャー デザイン ラボ」。20年にはエビ・甲殻類の細胞培養開発に取り組む同国のスタートアップ企業へ出資した。すでに東南アジア進出を果たしている同社が、この国で何を始めたのか。同支店事業開発チーフの遠山梢氏に話を聞いた。

▼…設立の経緯を教えてください。

 「東洋製罐グループ横断でオープンイノベーションのプロジェクトを19年に始動した。社会課題を解決するソーシャルイノベーションの創出が狙いだ。日本だけでは先細りになりかねない。グループでは東南アジアと中国に製造拠点を構えているので、アジアを拠点に世界をみていくことにした。そこで日本にイノベーション推進室を設置すると同時に、シンガポール支店としてフューチャー デザイン ラボを立ち上げた」

▼…なぜ、シンガポールを選んだのですか。続きは本紙で

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The post 東洋製罐、シンガポールで食品容器の潮流つかむ first appeared on 化学工業日報.