｜ ボクは最近のレクサスについて「けっこうイケてるんじゃないか」と考えている ｜
レクサスRXは世界的に見て「もっとも売れている」レクサスだけに、今回のモデルチェンジにはなみなみならぬ気合が入っているはずだ
さて、レクサスが「6月1日に全面刷新されたレクサスRXを発表する」としてティーザー画像を公開。
今回公開された画像を見るに、レクサスの最新のデザイン言語である「ボディそのものでスピンドルグリルを立体的に表現した」フロント部のデザインが確認でき、そしてフロントグリルは上下二分割構造になり、ヘッドライトはよりコンパクト、そしてシャープに。
スピンドルグリル内部のパターンはここ最近のニューモデルであるNXやLXとも異なっていて、見ようによっては「螺旋状」を成しているように感じられ、RX専用の新しいデザインだと考えて良さそうです（今後、レクサスはモデルごとに固有のスピンドルグリル、そしてその構造を与えてゆくのかもしれない）。
なお、フロントバンパーサイドのインテークはサイズが大きくなり、その内部のメッシュもフロントグリル内と同じパターンを持つようですね（これはレクサスとしては珍しい例だと思う）。
新型レクサスRXのフロントグリルは二分割
更に画像を見てゆくと、フロントグリルは上下二分割。
上のパートはボディカラー同色となってメッシュが立体的に再現され、穴が貫通している部分とそうでない部分との対比がなんとなく芸術作品っぽい印象すら与えます。
https://www.flickr.com/photos/110074903@N02/52083403288/in/dateposted-public/
なお、こういった「ボディパネルの一部をメッシュ風に加工する（もしくはグリルをボディパネルと同化させる）」デザインはこの数年に見られる一つの流行であり、国産車だとホンダ・ヴェゼルがこの手法を採用し、輸入車だととくにフェラーリに多くこの傾向が見られます。
この手法がもたらす視覚的効果としては「グリルレスに見える」「未来的に見える」、物理的なメリットとしては「フラッシュサーフェス化によって空気抵抗が多少なりとも減少する」というものが考えられ、しかしこの面積があまりに大きいと（見慣れないので）奇妙に見えたり、加工品質次第では「安っぽく」見えるという危険性も。
よってレクサスが新型RXにてグリルを上下二分割とし、一部だけを「ボディパネル風メッシュ」としていますが、これは「メリットとリスクとを半々にした」折衷案を採用したからなんじゃないかとも考えています（そこがレクサスの”踏み切れない”ところを表しているのかもしれない）。
ただ、見た目は「全然悪くない」「けっこう斬新」だとも考えていて、新しい顧客を取り込みつつも旧来の顧客を納得させることができるデザインではないか、という印象も。
更にこのグリルを見てゆくと、「フレーム」が一切なく、これはレクサスNXやレクサスLXにて「グリルフレームレスに見せようとしてきた」流れの延長線上にあると考えられく、レクサスとしてはここにひとつの解を見出したのかもしれません（下の画像はLX）。
なお、新型RXの「バンパーとグリルとの境界」は上述の通りフレームレスなのでグリル端のギザギザが目立ちますが、これもまたいいアクセントとなっており、クラフトマンシップが視覚的に感じられるんじゃないかと考えています。
参考までに、「フレームレス」グリルを持つクルマとして知られるのはアストンマーティンですが、こちらもやはり工芸品のような美しさを持っており、新型レクサスはさらに現代的なイメージを押し出すことに成功しているようですね。
現在、新型レクサスRXについてわかっていることは多くない
今回レクサスが公開した情報は「フロントの画像一枚のみ」で、そのほかについては一切謎のままですが、フロントグリルだけでもこれだけ考えさせられることになり、よってその他の部分にも様々な意匠が盛り込まれていると推測（でないとがっかりだ）。
インテリアでは、レクサスNXに用いられたような新しいインフォテイメントスクリーン（12.3インチ）、スイッチ式のドア開閉機構、高度な安全性に自動運転機能が盛り込まれるものと思われます。
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参照：TOYOTA
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