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<p>EU、ロシアの燃料からの脱却計画をさらに公表 – BBCニュース</p><p>BBCニュース – EU、ロシアの燃料からの脱却計画をさらに公表</p><p>欧州委員会は18日、ロシアの化石燃料への依存を解消するための計画について、さらなる内容を明らかにした。</p><p>欧州委員会の今回の計画は、ロシア産の燃料への依存を減らすための「最も安く、最も安全で、最もクリーンな」方法だとして、省エネルギーを強調している。 建物の断熱性を高め、消費者がエネルギー使用について意識を高めるよう求めている。 また、化石燃料を燃やすボイラーから、電気ヒートポンプ(建物周辺の空気、地面、水から熱を吸収する装置)への移行を加速させることを計画している。 EU内でのエネルギー消費の削減についても、当初は2030年までに9%削減だったが、今回は13%削減という、より野心的な計画へと変更になった。 グリーンエネルギーを増やす EUは、「再生可能エネルギーの大規模な拡大」と、新たな水素インフラのため、1130億ユーロを計上している。 太陽光発電や風力発電の施設建設を容易にするための新たなEU法も提案されている。 欧州委員会のフランス・ティマーマンス副委員長は、「再生可能エネルギーの急展開を協議する時は決まって、誰も触れようとしない問題がある。つまり、許認可の問題だ」と述べた。 「風力発電プロジェクトでは最長9年、太陽光発電プロジェクトでは最長4年かかる可能性がある。私たちにそんな時間はないので、移行を加速させなければならない」 欧州委員会は、1年ほどで許可が得られる特別指定地域の設定を提案している。また、特定の新築の建物について、屋根へのソーラーパネル設置を義務づける可能性もある。 再生可能エネルギーに関するEUの目標も引き上げた。エネルギー需要のうちグリーンエネルギーで賄う割合について、2030年までに40%としていたのを45%へと変更した。 ガス・原油インフラを増やす そこでEUは、ロシアの化石燃料からの多様化を素早く進めるため、パイプラインと液化天然ガス(LNG)ターミナルに最大120億ユーロを投資している。これにより、エジプト、イスラエル、ナイジェリアなどからのガスや原油へのアクセスを改善する。 一部の環境保護団体はこれを批判。化石燃料と決別すべきだとしている。 環境NGOフレンズ・オブ・ジ・アースの反化石燃料キャンペーン担当者エイリ・ロブ氏は、「欧州委員会の最新の戦略は、片手で与え、もう片方の手で奪うものだ」と述べ、こう付け加えた。 「いわゆるREPowerEUは、再生可能な解決策に向けての有益かつ必要な前進を含んでいるが、同時に50近い化石燃料のインフラ計画と拡張を可能にしている」</p>