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<p>ウクライナ、戒厳令を90日延長 長期戦を視野 キーウでは米大使館が業務再開</p><p>ウクライナ、戒厳令を90日延長 長期戦を視野 キーウでは米大使館が業務再開 戒厳令はこれまで30日ずつ延長されてきたが、3倍の長期延長に踏み切った。</p><p>ウクライナのゼレンスキー大統領は18日、同国で発令中の戒厳令を90日間延長するための大統領令に署名した。総動員令も同期間延長する。2月24日のロシアによるウク…</p><p>ウクライナのゼレンスキー大統領は18日、同国で発令中の戒厳令を90日間延長するための大統領令に署名した。総動員令も同期間延長する。2月24日のロシアによるウクライナ侵攻から約3カ月間がたつなか、長期戦を視野に入れている姿勢を鮮明にした。一方、首都キーウ(キエフ)では18日、約3カ月ぶりに米国大使館が業務を再開した。 ウクライナメディアによると、戒厳令、総動員令ともに延長は今月25日から。議会の承認を経て発令される。政府は移動などの国民の私権の制限や、予備兵、徴兵対象者の招集などが引き続き可能になる。戒厳令はこれまで30日ずつ延長されてきたが、3倍の長期延長に踏み切った。 キーウでは18日、侵攻以来業務を停止していた米国大使館が業務を再開した。ブリンケン米国務長官は声明で、ウクライナ国民がロシアによる「非道な侵略」から祖国を守った結果として、「再び星条旗が大使館の掲げられることになった」と述べた。 露国防省は18日、ウクライナ東部マリウポリのアゾフスタリ製鉄所から投降して捕虜となったウクライナ側の兵士が、親露派支配地域の病院に収容された様子を収めた映像を公開した。捕虜に対して人道的な対応をしていると強調する狙いがあるとみられる。 ウクライナ側は拘束しているロシア兵捕虜と製鉄所から投降した兵士の交換を求める方針だが、ロシアメディアは、裁判で「ナチスの犯罪者」とみなされた兵士と、ロシア兵捕虜の交換を禁じる法案が下院で審議されると報じた。 東部では引き続き激しい戦闘が行われており、ロイター通信によると、ドネツク州知事は露軍の攻撃により、18日に少なくとも10人の民間人が死亡したと表明した。</p>