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事業の柱だった卸売りは取引先の百貨店に見下されることが多く、古い商習慣への憤りを感じた。自社で製造から小売りまで一気通貫するビジネスモデルを画策したが、父は息子の挑戦に大反対。粘りに粘って許しを得たものの、無知のまま飛び込んだ小売りの厳しさに、何度もくじけかけた。 中川政七(なか…