少し前まで、「低血糖症」は糖尿病の治療で血糖降下薬やインスリンを使用している人か、インスリンを分泌する内分泌腫瘍がない限り起こらないと信じられてきました。しかし、食後に急激に血糖が上がる「血糖値スパイク」という病態があり、その反動で急激に血糖が下がる病態があることが分かってきたのです。今回は「機能性低血糖症(血糖調節障害)」について見ていきましょう。※本稿は、小西統合医療内科院長・小西康弘医師並びに大阪大学大学院医学系研究科研究員・藤井祐介氏との共同執筆によるものです。
少し前まで、「低血糖症」は糖尿病の治療で血糖降下薬やインスリンを使用している人か、インスリンを分泌する内分泌腫瘍がない限り起こらないと信じられてきました。しかし、食後に急激に血糖が上がる「血糖値スパイク」という病態があり、その反動で急激に血糖が下がる病態があることが分かってきたのです。今回は「機能性低血糖症(血糖調節障害)」について見ていきましょう。※本稿は、小西統合医療内科院長・小西康弘医師並びに大阪大学大学院医学系研究科研究員・藤井祐介氏との共同執筆によるものです。