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「ただいまー」 玄関の札を緑色の「在宅」に変えながら世之介は声をかけた。 すでに夕食も終わり、みんなは各自の部屋へ戻っているようで、食堂も暗い。 勝手知ったるで、食堂の電気をつけるエバをその場に残し、世之介は自室へ向かった。 「ただいま」 ドアを開けると、あけみが床に寝そべってテレビ…