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<p>【巨人】ウォーカー1号が逆転V弾…阪神戦3連敗阻止「これからもどんどん本塁打を」</p><p>【 #巨人 】ウォーカー1号が逆転V弾…阪神戦3連敗阻止「これからもどんどん本塁打を」 #巨人 #ジャイアンツ #読売ジャイアンツ</p><p>巨人が阪神との伝統の一戦に勝利して、同一カード3連敗を阻止した。1点を追う4回、ウォーカーが左中間に来日初アーチとなる逆転3ランを放った。先発したドラフト3位の赤星が7回途中4安打1失点で2勝目を飾</p><p>ると、9回を締めた同1位の大勢(翁田大勢)は9セーブ目。2位は変わらずも、首位・広島にゲーム差なしとした。 視界から遠ざかる打球の行方を、ウォーカーは歩みを止めて見届けた。豪快な放物線を左中間へと描くと、ドレッドヘアをなびかせながら、ダイヤモンドを一周。1点を追う4回2死一、二塁でガンケルのツーシームを捉え、来日1号逆転3ランを放った。開幕から自身15戦31打席目での一発に、「自分自身も待ちに待った1号ホームランが打ててVERY HAPPY!」と笑顔だった。 三塁ベンチに戻ると、この日の試合前円陣で3年目の捕手・山瀬が披露した頭の上でハートを作るポーズを再現。「山瀬のポーズで結構エネルギーをもらった」と感謝したが、ナインも、ウォーカーにキュンです―とばかりに「ハートポーズ」で出迎え。4万人超の大観衆の中での試合は人生初だったが、米独立リーグ2年連続MVPに輝いた男は、「とても楽しくプレーできました」とうなずいた。 特別な曜日での活躍も記念の一打に花を添えた。トレードマークのドレッドヘアを束ねるカラフルなヘアバンドは全部で19枚ある。「その日の気分によって替えたりしています。選ぶのも非常に楽しい」と、試合へのエナジーを高めるのが毎日のルーチンだ。 好きな色は青だが、日曜日だけは米ウィスコンシン州ミルウォーキー在住の祖母・ウィノニアさんに向けたメッセージも込めて、必ずピンク色を使うと決めている。「おばあさんが乳がんで闘った方なので。そういう意味を込めて日曜日はピンクをつけています」。現在病気は完治して元気に過ごす祖母とは、かつてはバーベキューを一緒に楽しみ、来日後はビデオ通話などで連絡を取り合っているというが、3年前から継続する日曜日のピンクヘアバンドがこの日は力となった。 チームの連敗を2で止める働きを見せた背番号44に、原監督は「守備も一生懸命練習してくれているしね。足も速いし、まだまだ(成長)途上の選手だと思うので、期待しています」とエール。ウォーカーも「球場に入ったら楽しもうと心がけています。これからもどんどんホームランを打てれば」。無限の可能性を秘める助っ人が、日本で大きな一歩を踏み出した。(後藤 亮太) ◆アダム・ウォーカー(Adam Walker)1991年10月18日、米ミルウォーキー生まれ。30歳。ジャクソンビル大を経て2012年にツインズ3巡目指名でプロ入り。メジャー経験はなく19年から米独立リーグでプレー。昨季は100試合で同リーグ新記録の33本塁打、打率3割2分、24盗塁で2年連続MVPに輝いた。父は元NFLランニングバック、いとこはタイガースなどで活躍したダミアン・イーズリー内野手。196センチ、104キロ。右投右打。年俸3400万円。</p>