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「大乗仏教」と「上座部仏教」という従来の枠組みを根本から見直し、南・東南アジアにおける「聖なる言語」の転換から仏教史を描き直す。「大乗」と「上座部」という概念は、近代仏教学が「サンスクリット語」「パーリ語」という仏典言語の伝播範囲を誤って区分したことに由来するもので、伝統的な仏教…