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<p>新庄監督に真っ向勝負を選ばせた佐々木朗希 堂々の8回14奪三振 | 毎日新聞</p><p>新庄監督に真っ向勝負を選ばせた佐々木朗希 堂々の8回14奪三振 「ああいうピッチングを見たら、せこいことというか、そういうふうにならなかった。堂々と打ちにいきなさいというふうにさせてくれた」。ビッグボスも、この日は真っ向勝負を選択しました。</p><p>前回登板でプロ野球史上16人目の完全試合を達成したロッテの佐々木朗希(ろうき)投手(20)が17日、千葉・ZOZOマリンスタジアムで行われた日本ハム戦に先発し、一人の走者も出さないまま八回限りでマウンドを降りた。この日も14三振を奪う快投を見せたが、プロ野球史上初となる2試合連続の完全試合の偉業は</p><p>ならなかった。試合は延長十回、0―1で敗れた。 ◇ 日本ハムが4投手の継投で零封勝ちした。ロッテの先発・佐々木朗に八回まで完全試合ペースの好投をされたが、延長十回に万波がソロを放ち、試合を決めた。 先発・上沢を含む4投手の好投と万波のソロで接戦を制した日本ハム。しかし、「令和の怪物」と対峙(たいじ)した10人(延べ24人)の打者が塁に出ることは、一度もなかった。 一回から160キロ超えの直球と落差の大きいフォークを操るロッテの先発・佐々木朗に翻弄(ほんろう)された。万波も「みんなで何とかしようと頑張ったが、すごい投球をされた。歴史的な瞬間を目にしたような気持ち」と脱帽するように、気付けば八回までにチーム計14三振。走者を一人も出せなかった。 相手の快投に、指揮官も魅了された。試合前は「全打者にセーフティー(バント)をさせようかな」と策を練っていた新庄監督だが、「ああいうピッチングを見たら、せこいことというか、そういうふうにならなかった。堂々と打ちにいきなさいというふうにさせてくれた」。就任から数々の奇策を披露してきた「ビッグボス」も、この日は真っ向勝負を選択した。 だからこそ、お互い無得点で迎えた九回の攻撃を前に佐々木朗の交代が告げられると、新庄監督は頭を抱えた。「俺が向こうの立場でもやっぱり、代える」と相手側の意図を理解した上で、「見たかった。あと1回見た後のサヨナラ(がよかった)」と振り返った。 佐々木朗との次戦について新庄監督は「もうもう、その時は、パーフェクトをね。見たいです」と言って報道陣を笑わせた。勝者の余裕か、佐々木朗を油断させるためか。次回の采配に期待がかかる。【森野俊】 関連記事</p>