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<p>米政府、対キューバ規制を緩和へ トランプ前政権から転換 – BBCニュース</p><p>BBCニュース – 米政府、対キューバ規制を緩和へ トランプ前政権から転換</p><p>米国務省は16日、トランプ前大統領がキューバに対して実施した規制を緩和する計画を発表した。</p><p>トランプ氏は当時、人権をめぐる懸念を理由に、オバマ政権時代の合意を撤回。キューバの「残忍な」政府と取引したとして、オバマ元大統領を非難した。 キューバは歓迎、米議員は非難 キューバのブルーノ・ロドリゲス外相はアメリカの発表を歓迎し、制限の緩和は「正しい方向への小さな一歩」だと述べた。 しかしロドリゲス氏は、今回の政策は1962年以来実施されている「禁輸措置を修正するものではない」と説明。「アメリカのキューバ政策は失敗だが、その目的も主な手法も変わっていない」と主張した。 一方、米与党・民主党の幹部は、今回の動きを非難した。 上院外交委員会のボブ・メネンデス委員長は16日夜、制限の解除を批判する声明を発表。キューバの政権について、「あらゆる立場の無数のキューバ人に対して無慈悲な迫害」を続けていると述べた。 また、渡航制限の緩和に関しては、「旅行者を増やせばキューバの民主化が進むといまだに信じている人たちは、単に現実を否定している。何十年間も世界の人々がキューバに旅行しているが、何も変わっていない」とした。 共和党のマルコ・ルビオ上院議員も、今回の政策を批判。「失敗だったオバマのキューバ政策に戻る最初のステップだ」と述べた。 BBCメキシコ・中央アメリカ特派員のウィル・グラント記者は、今回の発表によって、キューバにいる家族に会うことを切望している、フロリダなど米各地の何千人ものキューバ人は安心するだろうと解説。 アメリカ政府にとって、キューバとの関係を何らかの形で再び正常化させるための前進を始めたことになるとした。</p>