約150年前の東京はどんな町だったのか。歴史家の安藤優一郎さんは「文明開化が始まり、蒸気機関車が走るようになった。一方で、人力車や馬車が激増し、交通事情に合わせて『江戸』の面影は消えていった」という――。 ※本稿は、安藤優一郎『教科書には載っていない 維新直後の日本』(彩図社)の一部を再編集したものです。 ■「文明開化の象徴」鉄道建設計画は徳川時代から始まっていた 黒煙をあげながら疾走する蒸気機…