ノクティス王子も大喜び。
スクウェア・エニックスは5月17日、同社製作のRPG『ファイナルファンタジーXV』(以下、FF15)の全世界累計販売本数が1000万本に達した事を発表した。この数字は、全プラットフォームのパッケージおよびダウンロード版をあわせての数字だという。2016年の発売から、実に足掛け5年半での達成となる。
波乱多き「問題作」が1000万本の偉業を達成
『FF15』は2016年11月29日にPS4/Xbox One向けに発売された。その後PC版が発売され、スマートフォン向けにはデフォルメされたキャラクターが活躍するPocket Editionといった製品も展開されている。
本作は、美麗なビジュアルとダイナミックなアクション、ストーリーでユーザーを魅了した。一方で、開発については紆余曲折もあった。もともと2006年に開発が発表された『ファイナルファンタジー ヴェルサスXIII』(PS3向け)として開発されたものがルーツとなり開発が行われたが、途中、ディレクターが野村哲也氏から田畑端氏へと交代したことなどもあり、初めの発表からなんと10年をかけての発売となった。
発売後にも計画していたDLCがディレクターの退社などもあり途中で開発中止になったりと、発売前から発売後まで、色々といわくつきの作品だった。
同作は、発売日に全世界出荷本数が500万本を突破。発売から2か月後には700万本に到達していた。その後は街中のワゴンで投げ売りされていることもあったが、少しずつ売上は伸びていき、発売から5年半後にして1000万本という大台にたどり着いたようだ。
『ファイナルファンタジー』シリーズは最新作『FF16』が現在開発中。こちらは順調に開発も進んでおり、発売も近いようだ。東京ゲームショウも通常通りリアル開催が計画されており、そちらで何らかの発表が行われることも期待される。ファンにとっては嬉しい年になりそうだ。