友人による街案内が好きだ。ツタまみれでカッコいい古い家、眺めが気に入ってるランニングコース、友人しか知らない絶景。あ、ここはねと話す嬉しそうな横顔、少し誇らしげな声。 「絶景」は有益さと無縁だ。なんかいいよねっていうこの感覚を、俺たちなら分かち合えると思ったんだぜと、そういう愛おしさがあるだけだ。…
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