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この春も売買川放水路の大きなよどみにオオハクチョウが飛来。朝夕は私の農場の上空をV字編隊を組んで翔(か)ける。「クァ、クァ」-。鳴き声は哀調を帯びている。彼らは長い旅を繰り返しながら、その生涯を終える ▼これは人間も同様。旅の繰り返しだ。〈幾山河越えさり行かば寂しさのはてなむ国ぞ今…