もっと詳しく

酒飲みである。この世から酒がなくなったらどうしようかと思うほど、80歳を越えた今も、毎日の晩酌は欠かせない。 夕暮れ時になると口が寂しくなり、酒の神が「酒はまだか」と、渇いた喉を鳴らす。 年に数回ある懇親会と名のつく宴会や、旧友と行く小さな旅の温泉宿で飲む酒は、また格別であるが、コロ…