あるOSから別のOSへ切り替えるのは、データの移行、新しいインターフェースへの慣れ、アプリケーションの対応状況等、様々な部分でユーザーにとって大きなストレスとなります。
今回Googleは、より簡単にiOSからAndroidへデータを移行することが出来る無料アプリ「Switch to Android」をリリースしました。このアプリはGoogle Drive経由でデータを移行するため、Googleアカウントとインターネット接続が必要になります。
公式のスクリーンショットから、連絡先やカレンダー、写真、動画といった一般的なデータが転送されていることがわかります。一部のアプリデータは転送されない可能性があり、各アプリで移行方法を調べる必要があるのでご注意下さい。
Googleの移行アプリを使うことで、iCloudからGoogle Photoへ写真を移動することも出来るので、Google Photoの市場シェアがさらに高まりそうです。確かに、Google Photoは優れたクラウドストレージであり、Androidを使用する場合には最適と言えます。Google Photoがおすすめですが、同等の機能を備えたMicrosoftのOneDriveも選択肢の1つとなります。
アプリは移動されないため、その点は未だに面倒です。少なくとも、iOSにインストールされていてAndroidにも対応しているアプリだけでも自動でインストールすることが出来れば、手間は減ったでしょうし、それほど難しいことではなかったはずです。
iOS版アプリからAndroid版アプリへのデータ移行は遥かに問題が多く、開発者による検証が必要になります。ただし、開発者の努力次第では、OS毎の各アプリから提供される移行メカニズムがAPIとして将来的に追加される可能性はあります。
個人的には、有線接続による移行プロセスがあると良いと思いますが、現在のところはワイヤレスのみですので、例えば512GBのストレージに大量のデータが入っている場合にはかなり時間がかかるかもしれません。
この新しいアプリは、”Google Driveへバックアップ”に基づいていた従来の方法よりも多少使いやすくなっています。ユーザーがプラットフォームを切り替えるために利用出来るアプリやサービスは有益なものなので、今後もこのアプリが進化し続けることを願っています。
この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。
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