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【動画】またコイツらか・・・!ブガッティ・シロンの次はパガーニ・ウアイラBC。ベトナムのユーチューバーグループが「自家製」レプリカの製造を開始

| 確証はないが、たぶんオラチオ・パガーニは怒らないんじゃないかと思う |

すでになかなかいいモノができそうな予感

さて、あふれんばかりの情熱を感じさせるブガッティ・シロンのレプリカを製作して一躍注目を浴びたベトナムのユーチューバーグループ、NHET TV。

今回はパガーニ・ウアイラBCのレプリカを作る計画を立ち上げ、現在はボディのおおよその形状を作るところまで作業が進んでいます。

なお、レプリカ作成であまりに有名になると様々な問題が生じてYoutubeチャンネルを閉鎖されてしまうこともあるかと思いますが、NHET TVではそのリスクをおそれてか、チャンネルを現在分散させているもよう。

ちなみにブガッティ・シロンのレプリカ製作はかなり法的なリスクがあったんじゃないかと想像するものの、パガーニの場合はもしかしたら「許して」くれるかも。

というのもパガーニ創業者であるオラチオ・パガーニ氏は貧しい家庭で育ち、子供の頃は自転車でスポーツカーを追いかけていたといい、その後はミニカーを集めるようになったと語っていますが、さらに後には単身イタリアに渡ってテント生活を続けながらランボルギーニへにて職をみつけ、ようやく独立して「パガーニ」を軌道に載せたという苦労人。

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そして現在でも昔のことをよく思い出すと述べており、「かつてはいろいろな自動車メーカーのミニカーを集めていたが、今では自分の作ったクルマのミニカーを子どもたちが集めている」という喜びのコメントを発したことも。

よって、NHET TVが不当にパガーニの名を汚したり、レプリカ製作にて商売でもしない限りは「夢のある若者」を暖かく見守るんじゃないかとも(勝手に)推測しています。

パガーニ・ウアイラBCのレプリカはこうやって作る

そこで今回パガーニ・ウアイラBCのレプリカ製作の様子を見てみたいと思いますが、シャシーは別途作ることになるようで、ひとまずは「ボディ」の製作を行うことに。

最初に行うのはディメンションの決定、そしてそれにあわせてボディ形状を再現したパイプフレーム。

ただしこのパイプフレームは実際のレプリカには使用しないので「おおざっぱ」でOKです。

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そしてパイプフレームに板などを貼り付け、その上に粘土をペタペタ。

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さらに全体に粘土を載せてウアイラBCの形状を作ってゆきます。

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そしてクレイモデラー職人さながらの技術にて表面を均すことに。

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とくに設計図があるわけでもなく、パガーニ・ウアイラBCのミニカーを見ながら己の感覚だけで形状を整える!

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レーザー測定器を用いて水平や垂直を出してゆきますが、彼らは新しい作品を作るたびに進化し、様々な技術を取り入れてゆくようですね。

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粘土によるウアイラBCの「原型」が完成するとこう。

仕上げてゆく段階で乾燥によるひび割れが生じるため、適宜水をかけて乾燥を防ぎます。

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その後はFRPにてボデイパネルを成形

なお、この粘土によるボディはあくまでも型取りに使用するもので、この上に樹脂を塗布してパネルを成形するのに使用します。

まずはこうやって樹脂を塗り・・・。

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フロントにも樹脂。

なお、予めパネルを何分割かするために「折返し(耳)」を設けているあたりはなかなかナイス。

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そしてグラスファイバーを貼ってゆくものの、「素手」で作業しているのはちょっと心配(ガラス繊維が刺さるとけっこう厄介なことになる)。

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フロントにもグラスファイバーを貼り、その上から樹脂を染み込ませます。

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完全に樹脂が染み込むとこんな感じ。

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更にその後は樹脂パネルを成形

そして樹脂が硬化した後にはこうやってパネルを外してゆきます。

もったいないような気もしますが、この時点で粘土で作成したボディはその役目を終え、かき集められてまた別のレプリカに使用されることに。

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外したパネルを並べるとこう。

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裏面についた粘土を洗い流し・・・。

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エッジや表面を軽く整えます。

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その後は各パネルをボルトにて固定し一体化。

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すべてのパネルを組み合わせるとこんな感じ。

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これをひっくり返して・・・。

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パテを塗り込んで表面をなめらかにし・・・。

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さらに表面を平滑化。

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その後はサフェーサーを吹いて・・・。

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ひとまず現状だとここまで。

今後はカウルやドアパネルなどを切り離し、後にシャシーと組み合わせることになるのだと思われます。

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パガーニ・ウアイラBCのレプリカを製造する動画はこちら

参照:NHET TV 2

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