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Porsche 911 Dakar

ニュルブルクリンクで足まわりをセットアップか

ニュルブルクリンクでテストを続ける、911 ダカールのプロトタイプ。
起伏に富んだコースレイアウトに加えて、荒れた舗装コンディションも存在するニュルブルクリンクで、911 ダカールは足まわりの調整を行っていたと見られる。

911 オフロード仕様の存在が明らかになったのは2021年。しかし、それ以降、ポルシェからほとんど情報が漏れることはなく、謎多きモデルとして捉えられていた。

大径タイヤを履いたオフロード仕様でありながら「高速サーキットのノルトシュライフェでテスト?」と思われるかもしれない。しかし、多くのSUVやクロスオーバーモデルがそうであるように、高い走破性能を持つモデルであっても、その多くが大部分を舗装路で過ごすことになるのだ。

今回のテストでは、ラップタイムを削るためのセットアップではなく、多くの起伏を持ち、様々な路面からのフィードバックを得られる場所として、ニュルブルクリンクが選ばれたと思われる。

タイプ992の改良新型投入時に追加か

ニュルブルクリンクでテストを続ける、911 ダカールのプロトタイプ。
デビューは2022年中を予定しており、タイプ992の改良新型と同じタイミングでデビューすると見られている。

オフロード仕様の911は、タイプ991時代からすでに開発が噂されていた。911 ダカールは、おそらくタイプ992の改良新型が投入されるタイミングで、デビューするとみられている。また、このタイミングでポルシェは、伝統のリヤドライブスポーツカーに、初めてハイブリッドパワートレインを加えるかもしれない。

そもそも911は常にオンロードモデルであったわけではない。過去には911をベースに開発した「911 カレラ 3.2 4×4 パリ・ダカール(953)」が、レネ・メッジとドミニク・ルモイヌのドライブによって1984年のパリ・ダカール・ラリーで優勝している。もちろんこれは純粋なレースマシンであり、市販の911にオフロードモデルは存在しない。しかし911初となる市販オフロード仕様が誕生するなら、パリ・ダカールの記念すべき勝利をリスペクトして「ダカール」の名称が採用されると見られている。ただ、ケニヤで開催されてきた伝統のWRCイベント「サファリ」から名前が採られる可能性もある。

マッシブなオーバーフェンダーを追加

ニュルブルクリンクでテストを続ける、911 ダカールのプロトタイプ。
多くの乗用車ベースクロスオーバーと同様に、911 ダカールも車高アップと大径タイヤに合わせて、オーバーフェンダーを備えている。

ポルシェは今回のニュルブルクリンク・テストに際し、ほとんどカモフラージュを施していない。ただ、ボンネットの開口部はおそらくダミーだろう。

撮影されたスパイショットからも、ベースモデルとは明らかに異なるサスペンショントラベルがよく分かる。ボディにはオフロード仕様であることをアピールするため、ワイドなオーバーフェンダーを追加。リヤセクションには大型楕円エキゾーストパイプが2本のぞいている。

パワートレインに関する情報は一切漏れてきていない。ベースとなるのは4WDモデルのカレラ 4Sかもしれないが、現時点であらゆる可能性がある。参考までに現行の911 カレラ 4Sは、最高出力450ps(331kW)、最大トルク530Nmを発揮する3.0リッター水平対向6気筒ツインターボを搭載している。

現時点ではポルシェがこのモデルを限定生産するのか、それともカタログモデルとして投入するのか判明していない。2022年中に行われるとみられるワールドプレミアにおいて、すべての謎が解明されるだろう。


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