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罠(わな) 十三 自らの力で背骨を極限までしならせ砕こうとする少女を、岩次(いわじ)は歯を食いしばって押さえている。すぐに梅が飛んできて、指を〓(か)まれながら、みちに猿轡(さるぐつわ)を〓ませるや、岩次と共に激動する体を押さえて、「みち! もう少しだけ、頑張ってっ! 兄上が貴女(あなた)のた…