もっと詳しく

政治家になるつもりはなかった。でも、古里の行く末を考えると、新たな基地建設に目をつぶるわけにはいかなかった。その転機は2008年秋に訪れた。 沖縄県名護市の収入役や教育長を歴任した後、その年に勇退した稲嶺進さん(76)は、市長選への立候補を打診された。米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の…