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20代半ば、そろそろ「本気の恋愛もの」を描こうと思った。もとより私は、ヒロインの恋が成就してハッピーエンドというような、シンプルな恋物語があまり好きではない。編集者に「理屈っぽい」と言われがちな私らしい、愛について真剣に理屈をこねる漫画にしようと考えた。1973年に講談社の「週刊少女フ…