大手ゲーム企業Epic Gamesが、メタバースと思われるプラットフォーム「Detroit Lab」を公開しました。現時点では公式からの配信アナウンスはありませんが、教育やカンファレンスでの使用を想定されているようで、無料でアクセス可能です(新規アカウント作成、もしくはGoogleアカウントが必要)。
今回は、そんな「Detroit Lab」で現在、どのようなコンテンツが展開されているのか、少し探索してみました。
アバター作成機能も実装
「Detroit Lab」は、中央広場(ハブ)を軸に構成されたバーチャルワールド。ハブからは会議向けスペース「Confernce Rooms」や自動車展示場「Automotive Showcase」、写真撮影スタジオ「Virtual Production」などにアクセスできます。メニューの「Map」から、直接テレポートも可能です。
プラットフォームを起動すると、オフィスのような空間でアバターの作成を行います。プリセットのモデルが数種類用意されており、服や顔パーツの変更といった、より詳細なカスタマイズも可能。クリエイトの完了後も、オフィスに戻ることで、いつでも容姿を改変できます。
複数の会議室が実装済
「Confernce Rooms」には、古代ローマや現代オフィス、湿地帯という3つのテーマの会議室が用意されています。各部屋には長机とスクリーンが用意されており、会議や打ち合わせなどを行うのに最適な場所となっています。
筆者がテストした限りでは、スクリーンには既存のデモ映像しか映せませんでしたが、将来的には、ユーザー側が用意したプレゼン映像が利用可能になるのかもしれません。
(懐かしのVRゲーム「Robo Recal」のポスターがさりげなく貼られてます。)
自動車ブースも用意 イベント用か?
「Automotive Showcase」には、ドイツの自動車メーカーフォルクスワーゲンなどの車両が展示されています。
ワールド内には各メーカーのロゴも掲載されており、なんらかの提携などが行われていると思われます。トレーニングエリアと呼ばれる場所も設置されていますが、この場所には、特にギミックなどはありませんでした。
マップからは、ドイツの自動車ブランド、アウディの車両をカスタムできる「Car Configurator」にもアクセスできます。色変えや運転席への乗り込み、屋根(幌)の展開など様々なギミックが体験できますが、現時点では、通常画面に戻るためのボタンが機能していない模様です。
現時点では未完成? 待たれる公式発表
「Detroit Lab」には、このほかにも建築関連と思われる「Bulid Arcitecture」や講堂らしき「Lecture Hall」、サンプルコンテンツ用のハブなどが用意されています。ただどの場所も、コンテンツ量などは少ない印象です。
現時点では、Epic Gamesが「Detroit Lab」をどのように運用していく予定なのかは不明ですが、今後、様々な面で拡充が行われるのかもしれません。Epic Gamesからの正式な発表が待たれます。
「Detroit Lab」へのアクセスはこちら
https://detroitlab.surrealevents.com/
(参考)公式サイト
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