もっと詳しく
フェラーリが296GTBのオープン版と思われる新型車(296GTS?)を4月19日に発表すると予告!そのシルエットが公開に

| おそらくは近年のフェラーリのうち(限定モデル除く)、もっともエレガントなオープンモデルになるんじゃないかと予想 |

296GTBのリアセクションはなかなか「オープン化」が難しそうに思われたが

さて、フェラーリが4月19日に「サプライズ」として新型車を発表するとしてティーザー画像を公開。

これはフェラーリの公式ツイッターやFacebookページに投下されたもので、フェラーリ・ジャパンによる投稿だと「#ラグジュアリーカー」「#新型スポーツカー」といったハッシュタグも見られます。

なお、これはそのシルエット(とくにリアフェンダーの盛り上がり)からして296GTBのオープン版である可能性が大きそう。

一方こちらは296GTBのリアセクションですが、今回のティーザー画像と「フェンダーの形状がほぼ完全に一致」していることもわかります。

L1410197

ネーミングは「フェラーリ296GTS」?

現時点ではこのクルマが何なのか、そしてその名称についても一切不明。

ただしシルエットからするとオープンモデルであることは間違いなく、そして直近のフェラーリのオープンモデルだと「F8スパイダー」「SF90スパイダー」「812GTS」といったように「スパイダー」と「GTS」というネーミングが存在します。

ただ、クーペ版が296GTBという車名を持つこと、そして「V6つながり」であるディーノのタルガトップ版が「ディーノ246GTS」という名称を持っていたことを鑑みるに、296GTBのオープンモデルは「296GTS」と呼ばれる可能性が高そうですね。

こちらもCHECK

【動画】フェラーリ296GTBのオープン版「296GTS(仮)」が偽装とともにテスト中!今回はリアも捉えられ、おそらくは電動格納式ルーフが与えられそうだ
【動画】フェラーリ296GTBのオープン版「296GTS(仮)」が偽装とともにテスト中!今回はリアも捉えられ、おそらくは電動格納式ルーフが与えられそうだ

| フェラーリは”通常”のモデルについて「快適性」「利便性」を重視しているため、デタッチャブルルーフの採用はないかもしれない | フェラーリ296GTSの乗り出し価格は5000万円くらいになるかもしれ …

続きを見る

おそらくルーフは「電動ハードトップ」に?

そしてこの296GTS(仮)について、すでにプロトタイプが走行しており、意外なことにクーペ版の296GTBと大きく変わらない外観を持つもよう。

もちろん296GTB企画時に「オープンモデル」もあわせて投入が検討され、よって同時に設計が進められたと考えて良さそうですが、296GTBの車体後部の構造を見るに「これを電動リトラクタブルハードトップ化するのは難しいだろうな」と考えていたものの、フェラーリのエンジニアたちは見事にその難問をクリアしたということになりそうです。

当然ながらクーペとは全く同じとはならないまでも、また違った美しいスタイルを見せてくれるのは間違いなさそうで、あと1週間ばかり先の正式発表を待ちたいところですね。

L1410193

なお、これまでのフェラーリの例から見て、そのドライブトレーンは「クーペ版と同様」だと思われ、つまり2.9リッターV6ツインターボをリアミッドに収め、エレクトリックモーターのアシストによって後輪を駆動することになるのは間違いなさそう。

システム最高出力は830馬力と変わらずとも、おそらく車体重量はクーペの1470kgから50キロ程度は重くなるものと想定され、しかしこれも最近のフェラーリの例から見て加速や最高速にかかわるパフォーマンスは296GTSと同様になるかと思います。

022-01-10 11.22.06

なぜフェラーリは「電動格納式ハードトップ」を採用?

ちなみにメルセデス・ベンツは新型メルセデスAMGにて、そのルーフを「ハードトップからソフトトップ」へと変更していますが、その理由は「収納スペースが小さくて済む」「リトラクタブルハードトップに比較して軽量」というものが挙げられるかと思います。

加えて、ポルシェ含むいくつかの自動車メーカーは「見た目がエレガントだから」という理由にてソフトトップを採用することも。

スーパーカーだと、ランボルギーニは(ウラカンにて)ソフトトップを採用していますが、フェラーリとマクラーレンはオープンモデルにハードトップを採用しています。

L1380544

この(ハードトップ採用の)理由は明確にされているわけではないものの、おそらくは「高速走行時に(ソフトトップで発生しうる)膨張を防ぐため」「空気抵抗」そしてもしかすると「治安対策」といった理由があるのかも。

参考までに、高速走行時の「膨張」に関してだと、ポルシェは「一部をハードトップ化し、その上に布を貼ってソフトトップに見せる」という手法を採用していて、構造的には「折衷案(ハイブリッド)」と言えそうですね。

こういった形でメーカーによって考え方は様々ですが、ランボルギーニの場合だとオープンモデルはクーペに比較するとそのパフォーマンスがやや劣り、フェラーリとマクラーレンはクーペ/オープンともに同一のパフォーマンスを誇るのもひとつの傾向です(ポルシェの場合はモデルによって異なるが、クーペとオープンモデルとのパフォーマンス差が解消されつつある)。

フェラーリ・ジャパンによる公式ツイッターへの投稿はこちら

参照:Ferrari

Copyright © 2022 Life in the FAST LANE. All Rights Reserved.