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<p>教員免許、過去失効ぶんも7月から復活へ「ペーパー先生」も教壇に – ライブドアニュース</p><p>【制度改正】教員免許、過去失効分も7月から復活「ペーパー先生」が教壇へ 教員免許の有効期限を10年と定める「免許更新制」を、廃止する法律が成立した。教員不足対策として期待されるが、教科の知識や指導法の学び直しが課題となる。</p><p>教員免許の有効期限を10年と定める「免許更新制」を廃止する法律が成立した。過去に取得しながら更新されずに失効した免許も7月から復活する。教員経験のない「ペーパーティーチャー」が教壇に立ちやすくなり、</p><p>教員免許の有効期限を10年と定める「免許更新制」を廃止する法律が成立した。 過去に取得しながら更新されずに失効した免許も7月から復活する。教員経験のない「ペーパーティーチャー」が教壇に立ちやすくなり、末松信介文部科学相は13日の閣議後記者会見で「周知・広報をしっかり行っていきたい」とアピール。教員不足対策として期待されるが、取得から長期間たつ人も多く、教科の知識や指導法の学び直しがカギとなる。 免許更新制は10年ごとに30時間の講習を受けなければ失効する。2009年度に導入したが、受講が現場教員の負担となっていたため今年7月に撤廃。全ての免許は無期限有効になり、必須講習の代わりに自主的に研修を受ける仕組みに変わる。 教員免許は、09年度以前に取得した旧免許と同年度以降の新免許がある。教職に就いていない人は旧免許保有者で推定数百万人、新免許保有者で同数十万人いる。現行制度で期限切れ免許を復活させるには30時間の講習が必要だが、7月以降、旧免許は自動的に復活。新免許も申請すれば講習なしで再取得できる。 教員不足は危機的状況だ。文科省調査によると、21年度の始業日時点で全国で約2600人が不足。授業が成り立たず自習になったり、現職教員の負担が増えたりしている。同省幹部は今回の制度改正を機に「『せっかく免許があるから(教員になる夢に)再チャレンジしよう』という人はぜひ学校に来てほしい」と呼び掛ける。 ただ、免許が復活しても採用試験に受からなければ教壇に立てない。教科の知識だけでなく、情報通信技術(ICT)教育や特別支援教育など最新の指導法も習得する必要がある。同省は今年度、オンライン研修映像を作成して教職希望者を後押しする。</p>