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初めてLightningコネクタが搭載されたiPhone 5が登場したのは2012年の9月21日だが、そのLightningが登場して10年。ついにiPhoneからもLightningコネクタが廃止されるかも知れない。

この記事の要点
  • AppleがUSB-Cポート搭載のiPhoneをテストしているとの報道
  • Appleのこの動きは、EUによる多くのデバイスにUSB-Cポートを義務付ける法案が影響を与えた可能性

クパチーノには既にUSB-Cポート搭載のiPhoneが存在している模様

AppleがLightningポートをUSB-Cに置き換えたiPhoneをテストしていると、Apple関連のリークで有名なBloombergの記者Mark Gurman氏が報じている。ただし、2022年発売のiPhone 14で早くもUSB-Cが採用される訳ではない事には注意が必要だ。「切り替えは『早くても』2023年まで起きないだろう」と、Gurman氏は述べている。この報道は、同じくApple関連の情報に詳しいアナリストであるMing-Chi Kuo氏の、Appleが2023年発売のiPhoneにUSB-Cを採用することを示す今週のツイートを補完する形となり、USB-C採用iPhoneの登場は2023年になりそうだ。

EUでは、スマートフォンを含む多くのデバイスにUSB-Cを義務付ける法案(充電機器を統一することにより、廃棄物の削減を図るため)を提出しており、この政治的な圧力がAppleが変更を検討する動きになった「重要な理由」であるとGurman氏は語る。事実、同社はすでにiPad Pro、iPad Air、iPad MiniをUSB-Cに移行させている。また、Lightningよりも高速なデータ転送が可能なUSB-Cに移行することには、技術的なメリットもある。

ただし、AppleがポートレスのiPhoneを開発するという噂も飛び交っており、Gurman氏はAppleが “近年 “充電ポートのないiPhoneの開発に取り組んできたことも報じている。とはいえ、ポートレスiPhoneが登場するのはまだまだ先になりそうだ。