もっと詳しく

PCを使用しているとIT用語がこれでもかと登場しますよね。
その都度調べるけど、ある用語の説明に別の用語が使われていてよくわからなくて放置していたりしませんか?
ということで、本当に基礎的な用語からあまり聞かない用語まで気になった用語を順次調べて自分の言葉でまとめていこうと思います。

今回は「cookie」についてです。

初めに

IT用語をまとめたサイトは数多くあります。
あるのですが、詳しく説明しようとしているのか情報過多になって、結局何が言いたいのかわからないサイトが非常に多いです
また、編集者が知ってて当たり前と認識している内容の説明はスルーしていることも多々あります。

私は一応電気電子が専攻なので、IT用語は基礎中の基礎から知りたいのです。
その為、こうして自分で調べて自分なりに自分の言葉でまとめておこうと思ったわけです。

本記事は、タイトル通り”ふんわりとイメージする”、つまり入門向きの内容となっています。
難しい言い回しがあるなら例を挙げるなりして噛み砕いて記載します。
そこまでしないと自分で理解したと言えませんし。

また、形式ばった書き方だと拒否反応が起きる方もいそうなので、言葉遣いもゆるゆるにしています。

詳細なガチガチとした解説をお求めの人は他のサイトを見よう!
『せっかくだから俺はこの緑のブログを選ぶぜ!』という方はこのまま読み進めてくださいな。

cookieとは?

cookieはクッキーと読みます。
綴りがそのままお菓子のクッキーと同じです

cookieとは、サーバ側がWebブラウザ側のコンピュータに一時的にデータを書き込んで保存させる仕組み、またその保存させているデータ自体のことを指します。

似たような用語としてキャッシュというものがあります。
キャッシュは、閲覧しているWebページのデータを保存しておく仕組みです。
cookieとキャッシュでは保存しておく対象が異なるのです。

会社の窓口にお客様が来たとすると、名前や来社時間などの情報を記入させてから一時的な入門許可証を発行しますよね?
cookieがやっていることはこれに似ています。
Webページに訪れたユーザのアクセス情報をサーバ側のコンピュータがメモして、そのメモを入門許可証代わりにして持っているようにユーザ側(Webブラウザ側)のコンピュータに言ってくるようなイメージです
このメモは、Webページにアクセスする度に内容を更新して新たに渡されます。
こうしてメモを持たせておくことにより、「このユーザはいつ頃に訪れている」だとか「複数回訪れている」と言った情報がメモを見れば一目瞭然になります。
アクセス管理に使用しているわけですね。

cookieには他にも利点があります。
会員制のWebページにログインしたとします。
このWebページを一旦閉じてもう一度開いたらどうなりますか?
結構な時間が経過していない限りログインしたままになっていませんか?
よくよく考えるとこれっておかしいですよね。
不特定多数がWebページに訪れるはずなのに、なんで自分がまたWebページに訪れたと認識されて勝手にログインできているのでしょうか?
これがcookieの機能です。
cookieに「何時に訪れた○○です」というアクセス情報がメモしてあるので、それを見たサーバが『さっき来た○○か。じゃあさっきも使用していたこのスペース使えばいいよ』と勝手に案内してくれるわけです。

cookieは便利ですが、欠点もあります。

欠点①:保存しておけるデータの制限

cookieは一つのコンピュータにこれだけ保存しておけるという上限があり、上限に達すると古い順に破棄されていきます。
また、有効期限も定められているので、期限が切れたものも破棄されます。

欠点②:cookieの情報を盗まれるリスク

訪れたWebサイトのセキュリティに問題があった場合、cookieの情報を盗まれるリスクがあります。
信頼できるWebサイトでなければcookieは無効にしておくのが無難です。

cookieの有効/無効はブラウザの「設定」から可能です。
大体「プライバシーとセキュリティ」という項目があって、そこで設定可能です。
同様にcookieを削除することも可能です。

最後に何故cookieと呼ばれているかについてなのですが、諸説が結構あります
「データの保存」→「保存食」→「クッキー」と関連付けたという主張や、フォーチュン・クッキー(運勢占いの紙が中に入ったおみくじ入りクッキーのこと)から取ったという主張なんかがあります。
どれが本当かはです。

まとめ

cookieとは、サーバ側がWebブラウザ側のコンピュータに一時的にデータを書き込んで保存させる仕組み、またその保存させているデータ自体のことです。

以上、「cookie」についてでした。