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高齢となった母親の気がかりは、同居の独身長男です。病気がちの両親を気にかけ、結婚もせず、献身的に尽くしてくれましたが、不平不満を一切口にしません。一方、既婚者の二男は、父親の相続時にあれこれと口を挟むなどの振る舞いがあり、母親は自分亡きあとの長男が心配です。相続実務士である曽根惠子氏(株式会社夢相続代表取締役)が、実際に寄せられた相談内容をもとに、生前対策について解説します。