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(KADOKAWA・1870円) 刺さったまま抜けぬ不条理と限界 一度目にしたら忘れられないタイトルは、著者が関わった二つの未解決事件に由来する。全ての時効が成立してもなお、心に棘(とげ)は刺さったままだ。兵庫県警の刑事だった著者は、1984年のグリコ・森永事件、87年5月3日の朝日新聞阪神支局襲撃事…