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(講談社・2750円) 現実社会の異様さが気になる 拝啓 島田雅彦様。このたびは紫綬褒章の受章、おめでとうございます。びっくりしました。ちょうど『パンとサーカス』を読み終えたところでしたので、冗談かと思いました。なにしろ全557ページものこの長編には、戦後の日本政治に対する批判や最近の政権…