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世界各国の美しい港町や風景を伝える番組『港時間』。

5月6日(金)の放送では、静岡県内浦湾を紹介した。

戦後、内浦湾で産声を上げ、現在は三代目が切り盛りしている「内浦造船所」。

そんな歴史ある造船所に、新たなパワーが加わろうとしている。未来の四代目、大沼駿太さん(23歳)が1年ほど前に家業を継ぐ決意をしたのだ。

「びっくりするよ。四代も続くと思わなかった」と話すのは、二代目の正浩さん。三代目の伸剛さんも、「子育ても終わって一息つけるのかと思ったが、さらなるプレッシャーがかかった」とどこかうれしそうだ。

今は九州の造船所で修業の身の駿太さん。「小さい工場で10トン近くの大きい船を造るのがカッコよくて」と目を輝かせる。

大先輩の三代目に「自分で造ったの? やるじゃん」とタメ口で話しかけるほど今時の青年だが、職人曰く「仕事の話がちゃんと成り立っている」という。

ベテランの人たちがやっている技術が本当にすごかったんだと気づきました。立派な船を主体となって造れるようになるのが夢です」(駿太さん)

なお、次回5月13日(金)放送の『港時間』は、神奈川県の逗子市を特集。逗子の海を利用した海洋教育を重視している逗子開成高校を紹介する。