もっと詳しく
内外装はセブンイレブンカラー、車内にはピザホルダー!コンビニ族にはたまらない「マスタング・タイプ711」が登場。抽選にて1名のみがゲットできる超レアカー

| ボディカラーだけではなくユーザー属性を理解した「セブンイレブン仕様」を作ってくるとは恐れ入る |

残念ながら日本では展開なし、ぜひ日本でもやってほしい

さて、米セブンイレブンがなんと「セブンイレブン仕様」のフォード・マスタングをワンオフにて制作し、抽選のうえ一名にドドンとプレゼントすると発表。

このマスタングは「モデル711(セブンイレブン)」と命名され、いかにもセブンイレブンを連想させるホワイト、グリーン、オレンジ、レッドに彩られ、各部には「ヒネリの効いた」デザインが施されています。

なお、製作したのはフォードのチューンにてその名を知られるギャルピン・オートスポーツで、セブン-イレブンの取締役副社長兼最高マーケティング責任者のマリッサ・ジャラット氏によると「私たちは、お客様がカーカルチャーに親しみを持っていることを知っているので、私たちの最も象徴的な製品からインスピレーションを得て、世界に1台しかない車を作りました。そして今、幸運なお客様が、この素晴らしいクルマを手に入れるチャンスを得ることとなったのです」。

ここでその「マスタング・モデル711」の仕様を見てみましょう。

フォード・マスタング・モデル”セブンイレブン”はこんな仕様を持っている

まずこちらはマスタング・セブンイレブンの外観ですが、もうまんま「セブンイレブン」。

Ford-Mustang-7-Eleven (9)

ホイールはグリーン、そしてセンターキャップには「7」。

Ford-Mustang-7-Eleven (8)

フロントグリルには「ポニー」ではなく「フクロウ」。

これは、セブンイレブンが「アフターダーク・スナックスポット」として認知されていることにちなんでいる、とのことですが(日本と同じような位置づけなんだな・・・)、フロアにLEDが仕込まれているあたりも「ターゲット属性」をうまく理解した仕様だといえそう。

Ford-Mustang-7-Eleven (7)

リアサイドには「ビルト・フォー・スピード&”スナック”」。

どれだけおやつ好きなんだ・・・と思ったりしますが、たしかにセブンイレブンのおやつは他のコンビニとはちょっと異なって美味しいという認識を持っており、それは海の向こうでも同じなのかもしれません。

Ford-Mustang-7-Eleven (6)

インテリアもやっぱりセブンイレブンだった

そしてこのマスタング・モデル711のインテリアもセブンイレブン仕様となっていて、ブラックをベースにレッド、オレンジ、グリーンのストライプが入ります。

Ford-Mustang-7-Eleven (3)

注目すべきは「スラーピー(Slurpee)」の形を模したシフトノブが装着されていることで、このスラーピーとはアメリカのセブンイレブンで販売される人気商品の一つです(いわゆるフローズンドリンクだが、日本でこれを扱っている店舗は非常に少ないとされ、ぼくは見たことがない)。

Ford-Mustang-7-Eleven (2)

そしてドリンクホルダーに装着する「ピザホルダー」も。

これは単品で販売すればかなり人気が出そうですが、もしかすると(アメリカだけに)すでにこういった商品が存在するのかもしれません。

なお、ドリンクホルダーには、スラーピーの他、やはりセブンイレブン名物のビッグガープ(Big Galp)をすっきり収納するためのスリーブも装着されています。

Ford-Mustang-7-Eleven (5)

そしてセブンイレブンのコーヒーの香りをふりまくエアフレッシュナーも装備するなど、微に入り細に入り「セブンイレブン」。

こういった数々の特別仕様を見るに(とくにピザホルダーには参ったな・・・)このクルマはそうとうに人気が出るかもしれませんね。

Ford-Mustang-7-Eleven (4)

そこでこのクルマを手に入れる方法についてですが、現地にて展開される7Rewards、Speedy Rewards、7NOWデリバリーアプリを通じ、レッドブル、バターフィンガー、ドリトス、ピザ、タキートス、スラーピードリンクなどを含むセット商品を購入することで抽選権を得られるほか、各ソーシャルメディアを通じて応募することもできる、とのこと。

フォード・マスタングはハーツ・レンタカーともコラボ

さらにフォードはマスタングのプロモーションの一環として、ハーツ・レンタカーとの協業により、シェルビー・アメリカンによって特別にチューンされたマスタングを全米11都市にてレンタルに供する、と発表。

なお、フォードとハーツとの協業の歴史は古く、遡ってみると1966年にハーツ・レンタカーが専用のカラーを持つ1,000台のシェルビーGT350Hを導入したのがそのルーツ。

GT350Hは当時もっともパワフルだったスポーツグレードですが、高価であったため、これを買えない若者向けにレンタカーとして供給し、「レンタレーサー」として人気を博したと言われます(とんでもなく事故率が高かったんじゃないかと推測)。

参考までに、直近だと2016年にも同様の企画が実施され、「マスタング・シェルビーGT-Hスペシャル・エディション」としてレンタルが開始されていますね。

2022-Shelby-Hertz-Mustangs-1

そして今回用意されるのはなんと900馬力にまでパワーアップした5.2リッタースーパーチャージドエンジンを積む特別仕様の「マスタング・シェルビーGT500-H」、そして456馬力版の「マスタング・シェルビーGT-H」。

標準モデルのマスタング・シェルビーGT500は760馬力なので、GT500-Hでは大幅なパワーアップがなされていることになりますが、合計で25台がレンタル用に回され、19台はシャドーブラックにゴールドのストライプ、6台はシェルビー・アメリカン創立60周年を記念したオックスフォードホワイトにゴールドのストライプを採用。※456馬力のGT-Hだと、この二色に加えてラピッドレッドメタリック、カーボナイズドグレーも選べる

そのほか、鍛造20インチアルミモノブロックホイール、ミシュラン製パフォーマンスタイヤ、スモークガラス、ボーラ製エキゾーストシステム、専用のシェルビーGT500-Hバッジ、サイドストライプ、カーボンファイバーフードが装備され、車両重量が14kg削減されています。

2022-Shelby-Hertz-Mustangs-7

なお、スーパーチャージャー(のカバー)もゴールドにペイントされるなど非常に特別な仕様を持っていますが、これらは市販車では手に入れることができないスペックであり、体験するには「借りるしか無い」ということに。

2022-Shelby-Hertz-Mustangs-3

このマスタング・シェルビーGT500-Hを借りることができるのはジョージア州アトランタ、テキサス州ダラス、フロリダ州フォートローダーデール、フォートマイヤーズ、タンパベイ、マイアミ、オーランド、ネバダ州ラスベガス、カリフォルニア州ロサンゼルス、サンディエゴ、サンフランシスコ、およびアリゾナ州フェニックスなどで、1日のレンタル料金は399ドル、そしてGT-Hだと99ドルだとアナウンスされています。

2022-Shelby-Hertz-Mustangs-2

マスタング・シェルビーGT500-Hを紹介する動画はこちら

参照:7-eleven, Hertz

Copyright © 2022 Life in the FAST LANE. All Rights Reserved.