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「ジャパントラックショー2022」が5月12日から開催中(~14日)。いすゞ自動車の出展はなかなか濃い内容で、実車展示の「エルフEVモニター車」「ギガLNG車Gカーゴ」「フォワードFカーゴ」はいずれも最新ネタを秘めたクルマばかり。また、映像・パネル展示も、ホンダと共同開発中の燃料電池大型トラックの試験映像やダブル連結トラック、最新コネクティッドを紹介しています。

文・写真/トラックマガジン「フルロード」編集部


「ジャパントラックショー2022」のいすゞ自動車ブース

 いすゞ自動車は、BEV小型トラック「エルフEVモニター車」、液化石油ガス大型トラック「ギガLNG車」、中型トラック「フォワード」の実車展示のほか、ホンダと共同開発中の燃料電池大型トラック「ギガFCEV」の珍しい試験車映像、ダブル連結トラックのメリットや、最新コネクティッド「MIMAMORIスマホアプリ」、稼働保証サービス「PREISM」、用品などをパネル展示している。

 エルフEVモニター車は、実際にコンビニ配送で用いられたワイドキャブNPRフルフラットローベースの2.95トン積冷凍バンで、搭載する冷凍ユニットも菱重製の電動タイプ。実証試験では3年間で6万kmを走破した。車両右側には電動車専用の急速充電器も。

 ギガLNGVは、LNG(液化天然ガス)とCNG(圧縮天然ガス)を併用した9.8リッター直6オットーサイクル330馬力エンジン・6UV1-TCNを搭載するCYJ・8×4シャシーベースで、ドライウイングを架装した完成車・Gカーゴという実戦的ないでたち。

 フォワードは、ワイドキャブ後輪エアサス240馬力のFRR90T2ベースのドライウイング完成車・Fカーゴで、今年2月に発表された全車速ミリ波車間クルーズを搭載した最新モデル。さらに21年モデルから導入された「新ハイルーフキャブ」を装備しており、国産車最大の室内高を体感できる。

 ギガFCEVは、ホンダが開発したFCスタックを搭載、2022年度中にもモニター車の実証実験か開始される予定だ。映像では、キャブ付シャシーの開発車両の走行風景などを観ることができる。

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